満腹の詩に眞實は尠い
腹が満たされた
それがそれ以外の肉体的要素を
蹴飛ばして 巣から落としてしまふ
私自身には恥であるのに
氣が大きくなつてゐるからなんのその
満腹の詩に眞實は尠い
〈食中の詩に莫迦されて寒水餃子 くにを〉
冬の句は「寒」と他の言葉の取り合はせに限る
©都築郷士
画像1

いいなと思ったら応援しよう!