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個の力の中に見る隠れたチーム戦術 アトレティック・ビルバオ-レアル・マドリード
ラ・リーガ第18節アトレティック・ビルバオ-レアル・マドリードの試合をDAZNで観戦した。マドリ―のゴラッソ2発で快勝した。筆者自身、マドリディスタであるので試合に見入ってしまった。
レアル・マドリード=個の戦術というイメージがあるだろう。たしかに、その場面も多数あるだろう。
その中でも垣間見えたチームの連動した戦術について分析・紹介したいと思う。
試合概要
試合感想
GK時のビルドアップ
注目したビルドアップ
試合概要
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0 アトレティック・ビルバオ
2 レアル・マドリード
24’ ベンゼマ
90’ トニ・クロース
試合感想
この試合を見て、マドリ―の守備ブロックやっぱり固いなーって思いました。序盤は、アトレティック優勢で進んでいったゲームでした。
マドリ―はモドリッチやクロースのコンディションが上がってこない中で不安定なゲームの入りでした。
それでもクロスからこぼれたボールを左足のボレーで先制点!さすがとしかいえないものでしたね。
ミドルブロックを敷きながらカウンターを狙うマドリ―とサイドを崩しきれないアトレティックという前半でした。
後半になってもなかなか安定してボールを握ることができないマドリ―でしたが、90’途中から入ったクロースのゴラッソで追加点!美しかったから1回は見てほしい。
この試合は、セバージョスの展開力が目立った試合だったと感じた。クロースのような降りてくる形ではなく、間でもらって展開する。まさに1点目の形が典型的なものでした。今後のセバージョスに注目してみてはどうでしょうか。
全体を通してチャンスは少なかったものの、決めきるあたりがマドリ―らしい。そんな一戦でした。
GK時のビルドアップ
最初は、GK時のビルドアップと違いを紹介していこう。
まずはレアル・マドリードから
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基本的には、セバージョスとカマヴィンガが降りてきてボールをもらう形が多い印象でした。両者とも足元も悪くないため、あまり苦戦してはなかった。何度かプレスがはまるときもあったが、そこをカバーするDF陣の奮闘もあったことが良かった点だと思う。
対してアトレティックの方は
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バルベルデ監督ということもあり、4-3-3のベスガがアンカーのポジションに入り、サンセとサラガが2インサイドハーフのような形になっていた。
この2つを比較してみると、また違った監督の考えが見えてくるのではないだろうか。
注目したビルドアップ
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基本的にマドリ―の攻撃は左からの方が圧倒的に多い。なぜならヴィニシウスとベンゼマがいるからだ。しかし、いつもならRSBにカルバハルがいてクロースが空いたところにボールを供給する場面がある。
ここでも採用してきたが、今日はナチョがRSBだ。守備的な選手であるから少し驚いた。ナチョは安定した攻撃参加を見せてくれた。
この形は今後の試合にも必ず出てくるので、もし見る機会があったら是非見てほしい。
初心者ながらにも試合を分析しながら見てみると、また違った面白さがあった。これからも継続的に投稿していくつもりなので、また見ていただけると幸いです。