【プレミアリーグコラム】マグワイアとリンデロフではダメなのか~Manchester Unitedの復権~
欧州サッカーも後半戦に突入し、リーグ優勝に向けてビッククラブが熱戦を繰り広げているところでしょう。
プレミアリーグでもアーセナルが首位をひた走り、マンチェスター両クラブが追随する形になっています。
ところで、読者の皆さんはマンチェスターユナイテッドが調子がみるみるよくなっていることがご存じの通りだと思いますが。昨シーズンのCB陣とは全く異なることに気づいているでしょうか。
昨シーズン、名門マンチェスターユナイテッドはまさかの5位。と考える人もいると思いますが、ここ数シーズンのユナイテッドは、低迷していることで有名です。
その低迷の1つの理由として挙げられるのが、DF陣です。
最近では、マグワイア選手とリンデロフ選手がだめだめだからだということになっています。
今回マグワイア選手とリンデロフ選手を勝手に助けるべく、sofascoreのデータを基に考えてみました。
ハリー・マグワイア選手の紹介
ビクトル・リンデロフ選手の紹介
両CBが出場した試合結果
今後の考察
ハリー・マグワイア選手の紹介
30歳
194cm
19/20シーズンから加入
113試合出場(ユナイテッド)
レスターから当時CBで最高額の80Mで加入したビックディールでした。
ビクトル・リンデロフ選手の紹介
28歳
187cm
17/18シーズンから加入
148試合出場(ユナイテッド)
ジョゼ・モウリーニョ監督のもと大型補強をしたときの選手でした。
両CBが出場した時の試合結果
前提として両CBがスタメンで出場した場合の結果を収集したものとなっています。また、21/22シーズンから先日のFA杯ウェストハム戦までの結果となります。
まず結果をとしては、
24戦13勝1分10敗 43得点38失点 勝ち点40
これをぱっとみたとき、どのように感じたでしょうか。
意外と勝ってるじゃん、やっぱ全然勝ててないじゃん、様々な印象があるでしょう。
私は、勝ち点が取れていないなーと感じました。
ほとんどが勝ちか負けのどちらかであり、なんとか勝ち点1をとるといった試合はあまりありませんでした。
対BIG6の対戦成績では、
5戦2勝3敗 7得点13失点 勝ち点6
監督別の成績では、
エリック・テン・ハフ 5戦3勝2敗 9得点4失点 勝ち点9
ラルフ・ラングニック 8戦5勝3敗 13得点9失点 勝ち点15
マイケル・キャリック 2戦2勝 5得点2失点 勝ち点6
オーレ・グンナー・スールシャール 9戦3勝1分5敗 16得点21失点 勝ち点10
このデータでは、スールシャール監督は不調期の時なので、何とも言えませんが、結果的には勝ち越しはしています。
しかし、この結果で満足するわけがないのが、ファンです。優勝という至上命題を与えられているチームにとって負けることは許されないのです。
より詳しくスタッツを見ていきましょう。
《総合スタッツ》
マグワイア選手
20/21 7.13
21/22 6.91
22/23 7.00
リンデロフ選手
20/21 6.86
21/22 6.76
22/23 6.77
このスタッツをみると圧倒的にマグワイア選手の方が優れているイメージを持つと思います。
空中戦に強く、得点力もあるため単純に評価されやすいのではないかと考えます。
私的には、足が遅く、ハイラインを保つことができないマグワイアよりもバランスの良いリンデロフの方が現代フットボールに適していると考えます。
今後の考察
マグワイア選手は、今シーズン限りで退団するでしょう。
テンハフ監督が率いる今のユナイテッドは好調であり、来シーズンに期待が持てます。
個人的には、空中戦に強いので、イングランドフットボールの系統の強いショーン・ダイチ率いるエヴァ―トンや他リーグであれば十分通用するレベルでしょう。
ロングボールも蹴れますし、足元もないことはありません。
リンデロフ選手は、残留するでしょう。控えの選手としては申し分ないです。
このような記事も出ていますが、私的には、残留するべきだと思います。
今後の2人の動向に注目していきましょう。
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