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【入社レポ】初仕事は地球中継?!新卒デザイナーが怒涛の三週間を振り返る!
新人、突然KIBO宇宙放送局のアースデイ番組にアサインされた件
みなさんこんにちは!新入社員のかいしです。
前回の記事で、「宇宙規模の仕事をしてみたい!」と願い、バスキュールの門を叩いたわたし。それから約1年後、4月1日に正式入社したわたしは、早速初日の会議で仕事をアサインされました。
それは、バスキュールが2020年から運営しているKIBO宇宙放送局が、4月22日のアースデイ(1970からある、地球について考える日)に向けて、大阪・関西万博の河森正治プロデュースパビリオンとのコラボで、番組配信をする際にデザインとPRを主に担当することに。
つまり番組配信まであと22日。
しかし台本も構成も、番組のタイトルもまだ決まりきってない状況で
どう進めて行くのか…??
チーム内の会議で掴めたことは、今回の番組の配信のみどころは
社内の技術チームが生み出した、気象衛星ひまわりの画像を使って
普通はカクカクした地球の動きの間のフレームを補完することで、
ほぼリアルタイムな高精細地球映像を見れるようにしたこと。
つまり、この今までは見たことがない、
滑らかな動きの地球映像が番組の肝となってくる!
しかし専門的な用語も出てくるし、説明しだしたら長いし、
文字にしてもなかなか伝えづらい…
この要素をどう的確にキービジュアルに反映し、
SNSで事前に興味を持ってもらうように宣伝するのか…??
新卒デザイナー、頭をフル回転させて、考えました!
キービジュアルが決まるまで
まずはKIBO宇宙放送局の従来のテイストから大きくズレが発生しないように、過去のKIBOの配信イベントのビジュアルや宣伝の仕方を参考にしたり、社内のアートディレクターの春日さんや先輩デザイナーの河合さんに、よく使うフォントなどについて詳しく教わりました。
そして間違いを恐れずとにかくどんどん案を出していくことを心がけました。
何もない状態で延々と話し合っても、結局同じところでグルグルして前に進まないことが多いと先輩がおっしゃっていたので、とにかく作ってみて、毎日の会議でチームにシェアしてみる。
企画や台本を製作してるメンバーも話し合いを重ねて行く中でどんどん台本を毎日アップデートしていたので、わたしも毎回違うキービジュアルやタイトル、キャッチコピーを提案していき、クリエティブディレクターの馬場さんのフィードバックを元に、修正を繰り返していきました。
最初はメインの高精細な地球を目立たせるため、真ん中にドーン!!と置いてみたんですが、
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なんか、いかにもありがちな図になってしまったため…
「月を眺めるように地球を眺めよう!」というコンセプトを思いつき、
地球を中心から外してみたり、あえて地球を小さくしてみたり。
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そして陰りが入っている地球のほうが、立体感があることに気づき、陰り地球をテクニカルディレクターの武田さんに生成してもらい…
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最終的に、スマホ上で見るときに小さ過ぎたら見えないよね!とクリエティブディレクターの馬場さんに指摘いただき、さらに先輩デザイナーの河合さんが細かく赤を入れてくださったり、武田さんの地球の画像の色味ディレクションを経て、キービジュアルがやっと完成し、番組の方向が明確になってきました!
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細かいところまでチェックしていただいて大変助かりました!!
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上と見比べてみて、細かい調整がわかるだろうか…!
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地球の画像の色味なども微調整を繰り返している。
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「気象衛星ひまわりから見える国一覧」を世界地図と照らし合わせて作ったこの画像が
地味に大変でした…!(インターンの松尾さんも手伝ってくれました!)
PR隊長としてXを運営してみる
KIBO宇宙放送局プロデュースの、ISS上空通過予報や宇宙ニュースなどを発信しているKIBO宇宙放送局のXアカウント。
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在学中の夏休みの短期アルバイト期間に、すこし企画を考えて漫画を描いたり、運用させていただいたことがありました!
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前回の経験があったからこそ、今回は比較的早く主旨を掴めたかなと思いました。今回もプロダクションマネージャーの荒木さんに詳しく投稿計画の建て方などを教わり、本番に向けて綿密に計画を立てて行きました。
Xでの投稿も、実際に投稿した時にどう見えるかなど
テストアカウントで投稿しながら、
改行するところや絵文字の量を調整していきました。
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いよいよ本番!現場はまるでSF映画…!?
台本や体制、そして計画をチームのみなさんがこの短い時間の中で綿密に練り上げ、さらに今回のゲスト・河森正治さんと気象予報士の井田寛子さん、会場や機材を貸していただいた株式会社ヒビノさんとの打ち合わせを経て、いよいよ本番の22日…!
朝9時に会社に集まり、機材や道具を持って、みんなでヒビノ株式会社のラボへ。着々と設営が進み、各自の位置で準備をし始めます。13:30からテクリハが始まり、私はLEDに映ったデザイン画像の色味などを調整しました。
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そして番組進行と同時に、事前にXで出していた地球クイズの答えをどんどん投稿していたり、時には現場記録のカメラマンに徹していました。
同時に、本当にきれいな地球の映像に時には感動し、
司会の勝田さんの頑張りに感動し、
河森さんの原住民と暮らしたエピソードを聞き感動し…(涙もろい)
一時間の番組はあっという間に過ぎ、
初仕事、みなさんの頑張りで無事ミッション完了しました!!
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ひと仕事終えたあとの酒はやっぱり最高にうまい!!
振り返ってみて感じたこと
三週間の初仕事を経て、今回わたしが感じたことは、
バスキュールは本当にいろんな事に興味があってチャレンジしてみたい人に向いている!ということ。宇宙の仕事がやりたい!と願った矢先で、普通は実現するのに数年間の下積み期間が必要なのだろうけど、バスキュールは新人でも、自らやりたい!という情熱があればチャンスを与えてくれる。
そして比較的少人数で大きなプロジェクトを動かしていたりするので、自分自身の領域にとどまらず、いろんなポジションの仕事を理解したり勉強する機会がふんだんに与えられている。私も今回の仕事で、デザイン、PR、撮影、ライティングと、4つの自分の得意分野を駆使することができたので、飽きることがないし、スキルが連動して成長していくのを実感しました。
そして、なにより信頼されて、任されているっていう気持ちが自分を強くしてくれた。なのでこれからもどんどん勉強して自分をアップデートしていきたいし、新しいことにも挑戦していきたいです!
それでは次回の記事も、ぜひお楽しみにしてください〜!
前回の記事はこちらから👇
初仕事のアーカイブ配信はこちらからご覧いただけます👇
「KIBO宇宙放送局 #アースデイライブ 2024 〜丸い地球をほぼ生中継。〜」