20年
6歳、小学校1年生。
その時ニュースを見ていたかはわからない。
見ていたとしても、何が起こったか分からなかったと思う。
アメリカ同時多発テロから20年。
乗客を乗せた旅客機が、ビルに突っ込む。
飛行機が好きで、そばで働いていた私にとって、言葉では言い表せない何かがある。
もちろん飛行機が使われたから、というだけの気持ちではなく、テロという大きな大きな問題に対する自分の想像力の小ささと、それを考えるための知識不足への恥ずかしさなどである。
この記事に書いたように、漠然と悲しみのような、虚しさのような感情が湧き出る。
以前歴史系のドラマかなにかを見たときに、「太平の世」という言葉が使われていた。
世の中が平和に治まり、穏やかなこと。
かつていろんな場面で「太平の世」のために願い、戦ってきた人、その時代を懸命に生きた人たちは、現代の世界を見て何を感じるだろうか。
すこしでも、なしえたことはあるのだろうか。
この時代でも、生きてみたいと感じるだろうか。
11SEP21
やり場のない考えにあふれる部屋の中で
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