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シェア歓迎:「ともに生きることば」アルツハイマー月間企画

9月は世界アルツハイマー月間。

この月を通じて『ともに生きることば』の内容の要約、いただいたコメント・感想を紹介していきたいと思います。

本日の『ともに生きることば』は《ぬくもりとこだわり》

☆《ぬくもりとこだわり》の紹介☆

暮らしていく空間の設計や、アレンジをしようとしている時、ケアする側の都合を第一に考えてしまうと、暮らす人にとって親しみが生まれにくく、そこに居たいと思えない場所になってしまいます。

そこで、自然のぬくもりを感じられる素材や、質感があるこだわりの物を用いて、自分もこうい
う環境で暮らしたいと思えるような心豊かな場をつくります。

機能的な面が最重要となる病院のような施設とはまた違う「暮らしの場」をつくっているのだということを意識します。たとえば、内装や家具に手触りのよい無垢材を用いると、木のぬくもりが感じられるようになります。また、窓から自然の光や風が入るようにしたり、あたたかい色の灯りを用いたりします。他にも、毎日触れる食器には、手触りのよい茶碗や口当たりのよい湯呑みを使うようにするのもよいでしょう。

☆《ぬくもりとこだわり》へのコメント・感想☆

みなさんは《ぬくもりとこだわり》の内容を読んでどのようなこと思いましたか?以下のフォームから寄せられたコメント・感想を紹介します


ぬくもりとこだわり。居心地の良さをケアなどのソフト面に偏って、考えていたように感じます。ハード面からの居心地、ぬくもりの視点も忘れずに居たいと思いました。

(40代・女性・介護職)

現在、小規模多機能に勤めていて、あくまでも本人の在宅にこだわっています。なので、家に帰りたいと言われれば、家で過ごすことを考えます。家族の都合でそう出来ない方もいますが。ですので、変な話、居心地が良すぎて帰りたくないと言われてしまうのも困ってしまいます。
場を作っていく際、手触り、肌触り、口当たり、光や風などが居心地を良くする要素であることは分かっていても作り込めていない現状があります。
やはり、自分が好きな物(子供の写真、お気に入りの漫画、奈良美智の作品、電球色でちょっと薄暗い部屋、リラックスできるゆるい音楽)に囲まれていると気持ち穏やかにずっと居ることが出来ます。
使う人にとって何が好きなのか、何にこだわりを持っているのか聞いて、その空間を作っていきたいと思いました。

(40代・男性・介護職)

ケアのために、もしくは既製品を並べるだけという無機質感は、介護施設はもちろん、いわゆるひきこもりや依存症などの自助会・当事者会でも起こりがちです。人が過ごす、居心地が良い場所になることの大事さに気付かされることばだと感じますし、お邪魔した「あおいけあ」の雰囲気を感じるところです。
また方向性は少し違いますが、先日、ひきこもり関連の対話イベントを、当事者(というか私自身)が共同制作した作品を展示した形でアートスタジオで行いました。視覚的にも理解を深めたいと思った形で、通じるものがあったかも知れないと思いました。

(40代・男性・ケアマネジャー)

☆皆さんのコメントお待ちしております☆

他の人の感想を読んでどうでしたか?
何か思うことがあれば、以下のフォームから、感じたことを書いていただきたいです。全ての項目ではなく、書けるもので大丈夫です。

☆「ともに生きることば」とは☆

『ともに生きることば』とは、「ケアする人/される人」という関係性ではなく「ともに生きる」という関係性をつくるためのケアのあり方や、地域に根ざした場のつくり方、最期までそばに居続けるための関係性のつくり方を30の「ことば」で言語化したものです。

・『ともに生きることば:高齢者向けホームのケアと場づくりのヒント』(金子 智紀, 井庭 崇 著)

・「ともに生きることばカード:ケアと場づくりのヒント」(クリエイティブシフト)


☆《ぬくもりとこだわり》を紹介したインスタグラムの投稿☆


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金子智紀(Tomoki Kaneko)
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