見出し画像

私にとって新しい視点での感謝

私は新卒から5年ほど、
いわゆる「ブラック企業」と言われる環境で働いていた。
いちばん酷かった約2年間の労働時間は月330時間を超え、毎日4時間睡眠。

権力を振りかざすお局さん
自分の都合ばかり優先する人
低賃金で法外な労働量を強いる経営陣
職務放棄する人
セクハラ発言ばかりする人
ミスだらけなのに改善しない人
無理難題を押し付ける取引先の人
(※当時の私の視点で見えていた他者)

…などなどに対して

なんてワガママな人たちなんだ!と
トラブルが起きるたびよく怒っていた。
※ちなみにトラブルは毎日複数件起きてました🤣

でもいまの私の視点で改めて彼らを観察すると
彼らはただただありのままに生きてる人たち。

ある意味自分の本音に誠実に生きて
自分を大切にできている人たち。

たぶん彼らは彼らなりに幸せで
ただ当時の私が信じていた幸せと
価値観が合わないだけだった可能性が高い。

むしろ真面目にコツコツ働く私は少数派。
社内では私のほうがイレギュラーな存在。

当時、同僚たちと飲みに行くたび口癖のように
「就活頑張らなかった自分が悪いのはわかってるけど、それにしてもこの会社クソすぎるだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(怒)」
と心の底からブチギレまくっていた。

飲酒+喫煙+ストレス過多で胃が荒れすぎて、常に喉の奥がすっぱい20代前半女子…。(しかも口が悪いですな…)

私の心の底からの叫びに対し、ちょっと離れた席のおじさんに
「お姉ちゃん、いいねえ!」と絡まれるくらいには
働きすぎて疲弊した中年男性ばりの雰囲気を醸し出していた…のかもしれない。

すこし逸れてしまったけど
当時の私は自分でその環境を選択しておきながら
いつまでも愚痴を言い続けていた。

今考えたら、自分で自分を不幸にしているだけでしかない。

とはいえその当時の自分にとっては最大限努力をした結果。
その経験のお陰で頑張りすぎてしまう人の気持ちにも寄り添える。
だから当時の経験そのものには後悔はなく、そこにもしっかり未来の自分から感謝を贈れる。
(もう一度そこで働くのは嫌だけど!笑)

この振り返りから私が学んだのは
関係性とは、互いに調整し合うことで生まれるもの、という認識。

自分でコントロールできる自由は、その線引きと塩梅。
でもそれも自分ひとりで決めるだけでは不十分で
相手と対話できてこそ、最適な自由と制限のバランスが生まれる。
だから「誰と向き合うか」も丁寧に選択していく。

それらに気づかせてくれるわかりやすい事例だった。

ここまで気づいて、ようやくかつて自分を苦しめた彼らにも
心から感謝の気持ちを抱くことができた。
関係性を通して、大きな気づきと学びを与えてくれてありがとう。

そして私の価値観もまた一つアップデートされた。

自分との向き合いを深めれば深めるほど
不快な感情は、嬉しいものに変わっていく。

イラッ とか モヤッ とか シュン… とか ドキッ とか
とにかく不快な反応が身体に起きたとき

何この人!失礼!最低!許せない!

…とかではなくて、
反応した自分に好奇心をもって意識を向ける。

「私は自分に何を赦してない?」
「ほんとうにやりたいことやれてる?」
「その選択に悔いはない?」

その先にあるのは、さらなる幸福に続く自己成長。

滅多に人に不快感を抱かなくなってきてるからこそ
反応を与えてくれる人にはむしろ感謝したい。

皮肉じゃなくガチで。心の底から。

そうすると、より日常の幸福度も上がっていく。
ほんとうの意味での「嫌なこと」は激減していく。

もちろん対応できるキャパシティに限界はあるため
つい反応(本音)をそのまま相手に伝えてしまう日もある。

でもそれはむしろ信頼した相手にしか見せない姿。
間違えてしまったなら謝ればいい。
自分が信頼している相手なら、きっと話せば伝わる。
努力しても関係性が壊れてしまったときは、深追いしない。
新しい関係性へ誘われているサインだと受け取る。

そんなシンプルなことに32歳でようやく気付いた。
これまであまりにも不器用すぎた自分のかわいさも赦してあげつつ
よりよい関係性構築を願う人たちにもこの気づきが届けば嬉しいと
noteに書いてみた。

慣れてないうちは簡単にやれないことも多いけど
そういうときこそセッションの場で話して貰えたらとっても嬉しい。
実践・振り返り・癒し・エンパワメントなどなどをサポートできます。

気になる方は以下より詳細をご確認ください🙌


ここまで読んでいただき、ありがとうございます☺️

いいなと思ったら応援しよう!

叶佳/あなたの悩みを魅力に変換するコーチ
読んでいただきありがとうございます!! サポートをいただいた際は、コーチング技術向上のための書籍やセミナーに使用します。