淡路周辺の住宅地図を刷新しました！

大阪市東淀川区淡路。阪急淡路駅近くにある住宅地図を刷新しました。
前は古い手書きの地図でした。これはこれで良い味ですが、もうすでに文字が読めなくなってしまって残念な状態でした。

刷新前の住宅地図。横幅は2mを超えています。

以前からこの淡路では、ゲストハウス木雲で定期的に「オープン淡路」と言うオープンデータを活用してDIYや活動を行うイベントを開いていました。

そこで、この住宅地図を淡路に来る方、地元の方が楽しめる内容に刷新しようと企画が立ち上がり、1年ほど掛けて何を掲載するか話し合いました。

どの縮尺、どの角度で、何を掲載するかの話し合い

何度も地図を印刷して、公園を載せたい、避難所も載せたい、ごちゃごちゃにしたくない。何年も使い続けたい。阪急淡路駅周辺が工事で大きく変化している今の状態を地図に残したい。様々な話し合いが行われました。

話し合いの結果、住宅地図を設置している町会（不思議なことにお魚の形をしています）を中心にしつつ、避難所や過去あった橋を紹介することにしました。また、工事中の淡路駅もしっかり掲載しています。

出来上がった住宅地図。少し地図を傾けています。

試行錯誤の末、2023年の年末に完成しました。翌月のオープン淡路に参加してくれたみなさんと一緒に記念写真！雨の中でしたがお披露目出来ました！

オープン淡路でのお披露目会。雨の中お疲れ様でした。

ちなみにオープン淡路では、他にも「みんなで公園マッププロジェクト」をはじめ、様々なプロジェクトを企画し、実際に進めていこうとしています。
ご興味ある方は、ゲストハウス木雲のfacebookをチェックしてください！

刷新した住宅地図について

使っている地図はOpenStreetMap。大阪市東淀川区は強力なマッパー（OpenStreetMapを書く人のこと）たちが居るので、その方たちが書かれた地図をそのまま利用出来ました。ブランコの柵まで書いてますよ！

ただ、OpenStreetMapの標準地図は以下の通り。ちょっと分かりにくい。

標準地図は汎用的な地図表示のため、ちょっとごちゃごちゃ

そのため、「まち歩きマップメーカー」で道路や建物などを抜き出しました。WebアプリなのでGISを使わなくても好きな場所の地図を画像に書きだせるのでおすすめ。詳しくは、スライドを読んでみてください。

まち歩きマップメーカーで書き出した地図画像。線路も見えます。

今回の住宅地図は、このまち歩きマップメーカーでSVG画像を書き出した上でアイコンや文字を追加して作成しています。もちろん、オープンデータなので地図の費用は掛かりません（印刷費用は掛かります）。たまに地図が古かったり書けていない場所がありますが、その時はご自身で地図を書いてはいかがでしょうか？一度書くと、他の誰かの役に立つと思います。

みなさんの地域でも、自分たちで住宅地図や案内地図を作ってみては如何でしょうか？もちろん、みんなと一緒に編集できるOpenStreetMapでね！