クラフトビールとはなんぞや
最近「クラフトビール」ってよく聞きませんか?たぶん「これぞクラフトビール」なんていうKIR○NさんのTV CMの影響だと思いますが。。。
じゃあ、なになに、おたくの○番しぼりとどう違うのよ?なんていう疑問を調べてみたのでおじさんに付き合ってください。
■国税庁の酒税関係の記事から
国税庁のHPではクラフトビールという記載ではなく「地ビール」とされているようですね。
「クラフトビール=地ビール」かどうかはわかりませんが、ほぼ同様のものを指す言葉としてとらえてよさそう。
とすると、国税庁=日本国は醸造見込数量が比較的少ない醸造所で作られたビールのことをクラフトビールととらえていると思われます。(60キロリットル未満?以下?かはわかりませんでしたが60キロリットル=60,000リットルなのですごく多い!)
■全国地ビール醸造者協議会のHPより
クラフトビールはこうですよと定義している団体です。国内でもクラフトビールの老舗が加入しているようですね。そこで定められているのは以下の通り。
大資本の大量生産のビールはいわゆる大手(KIRIN,ASAHI,SAPPORO,サントリー,オリオン)のことですので、その資本や資本提供を受けていない醸造所で作られたビールということになりますね。
■アメリカの場合
多くの小規模ブルワリーが存在するアメリカではクラフトビールはこのように定義されています。ちなみにブルワーズ・アソシエーションという団体が定義しています。
先の全国地ビール醸造者協議会もアメリカを参考にしていることがわかります。
■なぜ"クラフトビールとは"にこだわるか
さきほど紹介した大資本の大手がつくるビールが、市場の99%を締めていると言われています。このクラフトビールは残りの1%の市場ということになリますよね。正直この規模では市場に与える影響はバタフライ・エフェクトどころか鼻息レベルの風しか吹かないような気がします。
しかし、クラフトビールを産業にしたいおじさんにとって、クラフトビール単体の伸び率や経済規模を図る上では、大手資本とは明確に区分けをして統計情報をしりたいのです。そういった方にとってはクラフトか否かは重要なものなのです。
■まとめ
おじさん的クラフトビールは全国地ビール醸造者協議会の定義にならい
この三点を満たす醸造所と言えます。
というわけで、KIR○Nのこれぞクラフトビールは自社比wだと思われます。(法的根拠というわけじゃないので名乗ることは構わないと思いますが。)
とはいえ、これは産業面の話で、ビールは嗜好品なので好きなものを好きなように飲むっていうのがおじさんオススメです。
クラフトビールのうんちくいかがでしたでしょうか?まだまだクラフトビールの情報が世の中に足りないような気がしますので、引き続き発信していきます。
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