脱力感っていいな
友人とのお泊まり会、従姉妹の実家に泊まる時、好きなひとと一緒に寝る時、、、実家以外で寝る時に私は人前で寝ることができなかった。理由は今でもわからないけど、多分寝顔を見られるのが嫌だったのか?
元カレさんは、宇都宮の人でよく彼の家に行って一緒にテラスハウスを見ながら寝ていた。そのときも、一度も元カレさんよりも前に寝たことがないし、起きるときも先に起きていた。相手が熟睡したことを確認してから寝ていたけれど、私自身熟睡感はあまりなかった。
私も変わっているのかも知れないけれど、今でも音楽を聴きながら寝ている。ていうか、聞かないと寝れない体になってしまったのかもしれない。無音で寝る寝方を忘れてしまった。
キツネさんと初めて一緒に寝た朝。彼に呼ばれて、初めて彼のテリトリーに足を踏み入れたあの寒い朝。ただえさえドキドキする空間で、お互いにいつもよりもぎこちなさがあって、でもすぐ近くに彼がいて、それだけで幸せだった。彼と初めて一緒に目を閉じて寝た時に、なんだかい今まで感じたことのない感覚になった。彼から伝わってくるとてつもない脱力感。こんなにも力が入っていない人とくっついたことがなくて少しびっくりした。でもそのおかげで、自分よりも力が入っていない人の隣にいることがこんなにも安心感があるなんて、初めて知った。
その日、初めて人の隣で熟睡できた。これは、私にとって大切な感覚であり、大切な日になった。
そういえばいつだろう。彼が言っていた。普段から無駄な力を抜いていると。だから、マッサージがいらないほど肩が凝っていないのだ。驚くほどに肩の筋肉が柔らかい。脱力ってこんなふうにいいこともあるんだなと思った。
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