![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/91837568/rectangle_large_type_2_9d4ab6e9f834cefe334d32895dd93db4.jpeg?width=1200)
雑記09:人見知りこそ独立せよ
不注意で割った細かいガラスが人差し指に入ったのか入ってないのか割とずっと痛い前川です。
でも相談するのがめんどくさいので今日も黙って生きています。
これを読んでいるあなたは人見知りでしょうか?
日本人の約9割は、人見知りだと私は思っています。なぜなら、
「根っから明るい!」
「人見知りしない!」
っていう人とのエンカウント率が、体感で1割を切るからです。
つまり、そうそういない気がします。
人見知りの種類
私自身の結論:いろいろいる。
人見知りにはたくさんのタイプ、あるいはネガティブに表現すると症状、があります。
・人と目を合わせるのが苦手
・初対面は割と喋れるが、2度3度会うほど話題が尽き無口になる
・一度打ち解けても10日くらい会わないと再度人見知りする
・同性、あるいは異性にのみ人見知り
・基本明るく対人関係もできているが「ちょっとだけ」人見知りと自認している
などなど。
人によって多少わかれるので、お互いに無責任に「この人は私に比べたらマシ」と比較して自分の方が重症ぶりたがります。
人見知りは治るのか?
私自身の結論:そんなに治らない。
私はこの10年、対人の仕事でとことんいろんな人と話してきました。
結果、今では人見知りと言うと信じてもらえないくらいには、初対面、友人の友人と仲良くなること、会議の進行役をこなすことなど、できるようになっています。
一時期「人見知りは治った」と思っていたこともあったのですが…
よくよく考えると信頼関係がまだこれからの人と会う際の緊張はなくならないし、1人でいることが好きな面はそんなに変わっていません。
そして最も顕著に「治りはしないな〜」と思ったエピソードは、
外国人といるときと、大衆の中にいるときのこと。
友人が飲みに連れてきたアメリカ人と挨拶をする際には全く社交的になれませんでした。
「日本人で、こうコミュニケーションを取ればうまくいく」という成功体験を重ねてきたから対日本人は緊張しづらくなっているわけではあって。
サッカーの練習を数やってきたからサッカーはある程度できる自信はあるものの、野球の試合に駆り出されたような気持ちというか。
「サッカーは練習してできるようになったけど、運動神経自体がよくなったわけではないから野球は別の話なんだよな」という感覚でした。
また、知り合いの大人数なら割とうまく動けるのですが、
転校生のように他のコミュニティに混ざるときもやりづらさを感じます。
中学生時代、あまり仲良くないグループに混ざって理科の実験や家庭科の実習をやるような、なんとも手持ち無沙汰でふるまいに迷う、昔の私がいるのです。
人見知りが生きやすい人生とは
私自身の結論:好きな相手とだけ仕事をして生きていくこと。
独立って、いろんな人とやり取りして仕事を取ってこなきゃいけないでしょ?
人見知りの私にはとても無理…という方はよくいます。
「よくできるよね…」「すごいよね…」っていうアレです。
本当に「人見知り=独立向きではない」んでしょうか?
私は人見知りこそ、自分で独立し、仕事をしていく方がいいと思っています。
なぜなら、独立すると仕事相手や仕事仲間を選べるから。
私はこれまで会社組織に属して働いていたことが何度かあって、そのありがたさも今となっては感じています。
なぜなら会社に入れば組織的に自動で教えてくれる上司がいて、
連携すべき部署メンバーがいて、
自分一生懸命獲得してきた取引先がいて。
会社員時代は学生のころのように、自分を取り巻く人間関係はある程度会社が決めてくれていました。
これはある意味とても楽なこと。
そして会社が決めるということは、逆に言うと基本は100%自由には選べないということです。
異動、転勤、いずれも会社から決められ、YES/NOの選択肢はあっても「この人と働きたい」「このくらい働きたい」「この場所で働きたい」は、
会社の方針にもよるし、採用は完全に自由ではないし、フルフレックスの会社はまだ少ないし、事業所があるかどうかに寄ったりします。
異動がなければないで、この10年会社と家の往復、恋人もいない、友人もいない…なんて人もいます。
友人の中には、
「3歳から憧れて夢を叶えてなった仕事だけど人間関係で悩みすぎて仕事を辞めた」って人もいれば、
「なんとなく入った会社だけど人間関係が良くて仕事がんばっちゃってる」という人もいます。
人間関係は仕事の業績とあまり関係ないようでいて、実は仕事の満足度の大きいところを占める、ということです。
過去、私の場合は、先輩たちは悪い人ではなかったものの、一生かけてなりたい姿かというとそうでもなく(仕事で死んでました)、
取引先にすごく嫌味な人がいて、対応にいつも苦労していました(揚げ足取ってくる人いますよね)。
完全に自由に選べること。
飼い犬ではなく野良で自由に生きていくという観点でいうと、人見知りに向いているのは完全に「独立」だと思います。
だからこその選択
私は一生のうち、前半で人脈をつくり、後半は好きな人と関わっていくのが目標です。
だから人見知りでも外に出るし、色んな人と出会うし、語り合う。
共通点があるかどうかより、話していて価値観があるか確認し合う。
これは一見「人見知りなのによくできるよね」と言われつつ、
将来一生人見知りせず、豊かな人間関係の中で生きていくための終活プランですらあります。
みなさんは生涯を通じて、人との関わりをどうしていく設計でしょうか?
やりたい仕事やキャリアプランを考えていく中に、人との関わりや付き合いたい人物像も含め考えていくのもいいかもしれません。
いずれにせよ、楽しい人生にするのがベストだと思いますので、また思いついたことがあれば書いてみます。
本日もありがとうございます。