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だれをバスに乗せるか
読書しなきゃしなきゃとたまに数冊まとめて買っては乱読している前川英子です。
中田敦彦さんの読書術動画で最近「最後まで読まなきゃ」「冒頭から読了しなきゃ」の呪縛から解き放たれ、
本当に身になる読書とはなにか考える機会ができました。
あっちゃんのテンションと話の組み立て、全身から溢れ出る表現力がとにかくスゴイ!
魚のように本を「捌いて味わう」方法はぜひ慣れていきたいところです。
さて、ビジョナリー・カンパニー2という名著に、
「だれをバスに乗せるか。最初に人を選び、その後に目標を選ぶ。」
という一節があります。
会社員という働き方は未だに大尊敬するスタイルの一つではありますが
それでも私が自分でチームや会社をつくる最大の理由はまさにこれ。
自分で最初に「だれを」を選べるからなんです。
まぁ、ビジョナリーな会社にしたいと最初から思ったというよりは、
「一生仕事仲間や取引先を選べたら…そりゃ最高だな!」
「向上心や克己心のある人と一緒に仕事を出来たら…そりゃ最高だな!!」
というふわっとした思いが始まりではあるのですが。
なんだこれ!とワイワイ前進する楽しさも、仲間がいてこそ。
理想の事業を決め、それに合う人を探してくるより、
この仲間となら最高!ってメンバーを先に集めて、そこに事業を乗せていく。
事業用の人材ではなく、一緒に旅したい仲間だから「何も事業をやっても面白い」わけです。
「だれをバスに乗せるか。最初に人を選び、その後に目標を選ぶ。」
他方、会社員になるということは会社が人事や取引先を用意してくれるということです。
自分で私財を使わなくても自動的に教えてくれる上司が用意され、
採用費用を考えなくても優秀な後輩が入ってきたりします。
多大なるリスクを会社が払ってくれているので、「人間関係も直接的な利害関係も無いのに最初っからOJTを行ってくれる先輩」がいるわけです。
これはこれですごくありがたい仕組みですよね。
どっちを取るかは自分の自由。
どちらにしても心から選んだ道であれば仕事はやりがいを持って回転していくはずです。
会社の20倍くらい事業収入があるけれど、趣味で会社員も続けています、なんて人も出てきていますので、二足のわらじを履いて上手にいいとこ取りしていく人も増えるに違いありません。
普段は外で自由にやってるんですけど、たまに家猫やらせてもろうとります
自分で事業をやっていくとか、会社員の道から離れるというと、誰しも最初に感じるのは恐れだと思います。
・本当に信頼できる仲間やお金をどうつくっていくか自信がない
・独立できたらいいなと思うけど自分ができるか想像つかない
・明日から決まった給料がもらえない
・どう動いたら地位が上がっていくのかモデルがない
・誰も成功を保証してくれない
(これは終身雇用も崩壊している日本企業においては果たして会社員でも成り立つのか…疑問を持っている方も増えましたが)
これ、恐れを突破するのに必要なのは実は、強くてストイックな心ではなく
「イメージさせてくれる誰かが近くにいるかどうか」なんですよね。
人は得体のしれないものを恐れるので、知ってしまえば興味の対象になるのです。
私の場合は「イメージさせてくれる人」がたまたま身近にいたので(ちょくちょく書いてる、三重出身の久保田悦史さんという自分でオーナーになった先輩)最初に人を選ぶ仕事スタイルが今出来つつあります。
結果、今のスタイルがめちゃくちゃ面白いです!
今の仲間とこれからの仲間、共に生きる相手が増えていった先、
ビジョナリーな生き方をしている自分にワクワクします。
未来は今。
未来へ行くで〜
本日もありがとうございます。