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止まってきたロマンチック
うちの次男が5歳だったころ、アツアツの鍋を触って指先をヤケドしちゃいました。
痛みがなかなか引かないようで、ずーーーっと
「(痛みが)とまらない、とまらない。」
とギャーギャーワーワー言ってるので、オヤジとして意を決してガツンと伝えてやりました。
「かんたんには止まらないんだよ、ロマンチックってやつは」
「そう、ロマンチックは止まらない」って。
そう何度も繰り返していたら、すっかり
「ヤケドの痛み」=『ロマンチック』
と認識してしまいました。
もうちょっとからかいたくなってしまって、その日はそのままにして、次の日に「どう?よくなった?」と尋ねると、
「うん、ロマンチック止まってきた(ニコ☺️)」
との返事あり。
すぐにYouTubeでC-C-Bの名曲「Romanticが止まらない(1985)」を聴かせてあげました。
多くの人が耳にしたことがあるであろう、1980年代の日本を代表するポップバンドC-C-Bの大ヒット曲です。
懐かしい曲、小さい頃好きだった。
同じ曲を聴いているなんて感慨深い、そう思いながら一緒に聴いた。
その後、ヤケドの痛みはすっかり引いてよかった。
そんな思い出話。
子供からもし
「ロマンチックって何?」
って真正面から質問されたらなんて回答がいいんでしょうか。
辞書によると
「ロマンチックとは、現実の平凡さ・冷たさを離れ、甘美で、空想的・情緒的または情熱的であるさま。浪漫的」
5歳児にはまだ理解きびしい。。
そういえば、あのときロマンチックの本当の意味を息子に説明してあげた記憶がない。
ま、まずい、もしかして、今でも「ヤケド=ロマンチック」と思っているかもしれない。
今度、次男と話すときに
「ロマンチック覚えてる?」
って質問してみよう。
【教訓】
子供は純粋。染まりやすく、洗脳されやすい。
なんでも信じちゃう。
からかいすぎにはくれぐれもご注意を。
教育ってほんと大事。