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なぜこんなにも『真っ白』に心惹かれたのかを書いてみた、知らんけど。

2025年2月28日にリリースされた、藤井風さんの「真っ白」。

リリースされてから毎日、これしか聴いていない。
数えていないけど、たぶんもう100回くらい聴いた。
崇拝する風さんの曲の中でも、こんなにも1曲をリピートして聴き続けたのははじめてだ。

「良い曲」なんて言葉で片付けてしまったら天から罰があたりそうなほど、自分の中で心惹かれる一曲だった。

なぜかこんなにも心惹かれるのか、自分でもわからない。
わからなくて、歌詞を手書きで書き起こしてみたりもした。

ただ、「いまの自分」と重なるものを感じたのは確かだ。
前に、先に、進まなければならない。
そのために、手放さなきゃいけないものがある。
自分のなかにあるエゴ、執着、弱さ。
それらを手放すのは簡単じゃない。
けど、先に進むにはそうしなきゃいけない。
その勇気と覚悟が必要なんだ、と。
この曲がそっと背中を押してくれるような気がしたのだと思う。

それから、風さん自身の覚悟もまた、この歌詞から感じ取った。
世界へと羽ばたいている彼も、きっと闘っているんだと思う。

いつかのドキュメンタリーで、この歌詞と同じようなことを言ってた。

「成長なんてしたくないんですけど別に、言う人もいると思うけど。でもなんか成長していかなきゃいけない。最終的にそういう仕組みだと思います。みんな遅くても、どんだけ後ろ下がったりしようとも。なんだかんだで成長していかなきゃいけないゲームなんだっていうことが僕の前提の考え方としてあるんで。」

日産Stadium Live ドキュメンタリーDVDより

彼も自分と同じ人間なのだな、と思った。
目指す方向も、ステージも全く異なるけど、
おなじ一人の人間として、成長しなければならないゲームのなかで生きている。
生きている限り、ずっと。

そんなふうに、心の奥深くではみんな、おなじ人間として繋がっているよ。
って、そう言ってくれているような気がした。

どんなに遠くへ行っても、自分の側からいなくなったとしても。
あなたも、私も、みんな、繋がっている。
だから、なんとかなるよ。大丈夫だよ。

そんなふうに、この曲が言い聞かせてくれているような気がする。
だから、ずっとずっと聴いていたくなるのかな。
こうして書いていたら、やっと、分かった気がした。

風さん、ほんとうに、ありがとう。


真っ白な心に惹かれ
真実をさまよえば
真っ黒なところはぶち抜かれ
真新しい風にまた抱かれた

好きだよ 好きだけど
離れなくちゃ 置いてかなきゃ
好きだよ 知らんけど
私たちもう そんな頃よ

先にさよならするわ
悪いのはそうよいつも私でいいの
先に進まなければゴールできぬゲームなのよ

真っ白 / 藤井風

I was looking for the white-pure state of mind
Just roaming around the truth
Then the darkest part was busted up
And I got laid by the brand-new wind

I like you, it's true but
I gotta go, leave you alone
I like you, I'm not sure tho
I guess we're at that kind of stage

I'll be the first to say goodbye
Let's just say I'm always the one to blame
I have no choice but to move forward
It's the only way to finish this game

pure white / Fujii Kaze


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