#16 バルサスポーツ心理学: 知らなければ適切な組織マネジメントができない。リーダーが知るべきチームの成長に悪影響をあたる脅威となる3つの要素
はじめに
チームの脅威となる要因は外部にあると考えている人が多くいますが、これらは主な要因にはなり得ません。
もちろん外部要因もチームの発展の妨げとなる可能性は大いにありますが、チームの内部要因はより重大な脅威となる傾向にあります。
そんな内部要因の一つとして挙げられる利己的なチームメンバーの特徴として以下の傾向があります。
未熟
常に認識されることを求める
ミスを犯すことを恐れる
一方で、チームの成長においてチームメンバーが以下のように成長することが求められます。
勝利以上に成長を求める
他メンバーのチームへの貢献にリスペクトを持つ
チャンスがあれば常に挑戦することを望む
目的・目標の達成と同時にそのプロセスも楽しむ
これらの項目はメンバーのコミットメントを持続可能な方法で高めるための基盤です。
しかし、チームを最適な状態にするためには、やはりその反対にある脅威となる要素を理解し排除することも必要不可欠です。
今回はチームの成長に悪影響となる脅威について解説していきます。
ソーシャルローフィング
リーダーシップは全メンバーがチーム目標のために最善を尽くすように促すことが一つの目的です。
チームメンバーは彼らの能力と努力をチーム目標のために100%提供するという意思が必要です。
しかし、残念なことにそれとは反対の現象が頻繁に起きています。
それがソーシャルローフィングという現象であり、チームの精神力やパフォーマンスを脅かす現象です。
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