
[無料公開]#2 失敗の教科書: 失敗を学びに昇華するための4つのステップ
はじめに
失敗をした時にそれを学びに変える方法を知っていれば、失敗することに対しての恐怖は軽減され、挑戦しやすくなります。
また、失敗を学びに変える方法を知っていれば失敗を素直に認め、受け止めて成長することが出来ます。
今回は失敗の捉え方を変えるための精神論ではなく、実際に失敗をどのように学びに変えるか。そのための4ステップを紹介します。
失敗から学ぶための4ステップ
1.失敗にタイトルをつける
してしまった失敗に対して名前をつけることで、その出来事を簡潔に記憶に残すことが出来ます。
また、名前をつける作業は起きた出来事を一言にまとめる作業であり、全体を振り返る最初のプロセスとして大きな意味を持ちます。
2.起きた出来事を時系列に沿って振り返る
まずは失敗が起きるまでの過程でしていた準備、そして実際に失敗をした場面、最後にそれに対して取った対処まで振り返ります。
この時、主観的な感情も加えて振り返り記述するとよりリアリティのある情報となります。
3.原因を考える
ここで失敗を学びに変えるためのステップとして最も大事だと言っても過言ではない原因の調査を行います。
仮説を立て、検証できるものは検証します。
スポーツであれば、似たような場面で失敗シーンと成功シーンの映像を用意してフィードバックを行うことも効果的です。
このステップで重要なことは、
失敗は一つだけの問題が原因で起きることはほとんどない。
という事実を知ることです。
一つ原因を挙げて満足するのではなく、複雑に絡みあう様々な小さな要素まで考慮して原因を考える必要があります。
4.失敗を総括し、教訓をまとめる
最後に今回起きた失敗をまとめ、そこから学んだこと、実際に注意しなければならないこと、しなければいけない準備、変えなければならない行動をまとめます。
また、仮に次同じ失敗が起きてしまった時にどう対処するかまで記述できるとより価値のある振り返りとなります。
最後に
失敗をしてしまった時、人間はなかなか冷静でいられる生き物ではありません。
その焦りからなのか、その失敗が招いた問題への対処よりも先にその隠蔽や自己正当化に走る人もいます。
だからこそ、誰も避けては通れない失敗という出来事から学ぶスキルは周囲と差を生むために大きな価値を持ちます。
今回紹介した失敗を学びに変える4ステップは、実用的な知識として活用できます。
失敗を学びに変えるという作業のプロセスを体系化して知識として持つことで、失敗後に動揺していたとしても、今回紹介した流れに沿って学びへと昇華させることが出来ます。
ぜひ今回の内容を参考にしてみて下さい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
疑問や不明点があればぜひ、コメントにてご質問下さい。
ではまた、次の記事で!
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