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「プロジェクトX」が再開されるとの朗報があったので
以下の記事は田口トモロヲの口調で読んで下さい😅

1903年、アメリカのキングCジレットは替刃式安全カミソリを発明した
中々売れなかった
1917年、アメリカが第一次世界大戦に参戦した
全兵士に安全カミソリが支給され、一気に普及した
理容店のシェービング客は激減した
家庭では新たな問題が発生した
使い終えた替刃をどう処理すれば良いのか解らなかった
ジレットはリサイクルのプロジェクトチームを作り
クリーブランドの新聞はアイデアを募集した
多くの案があったが、コストや技術面をクリア出来なかった
替刃は将来適切な処理法が開発されるまで
安全な場所に保管されることになった
課題は先送りされた
各家庭のバスルームの棚に切れ目が入れられた
替刃を壁の中に落とし貯めるためだった
1960年代以前に建てられた家のバスルームの壁には
今でも多量の替刃が人目に触れることなく眠っている
またブレイドバンクという貯金箱のような容器が作られ
替刃を収めるための常備品となった😍

バーバーショップコーラスを模ったブレイドバンクは週刊文春の表紙になった
理髪師を模ったブレイドバンクも
色々作られた

ある日、アメリカの理容グッズコレクタークラブの会長、N女史にeメールが届いた
ナイジェリアの理容師グループだった
エイズ対策のための消毒法を知りたいとの切実な内容だった
女史は「一客ごとに替刃を捨てること」と返事を送ったが
アフリカの国でアメリカと同じ方法が可能か解らなかった
途上国で出来る安価で確実な消毒法は
替刃の安全な処理法は?
ナイジェリアの理容師の挑戦は始まったばかりだった

…アレから22年、今はどうなっているのか
プロジェクトX国際版でぜひ調べて頂きたい😅

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