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「いい風呂の日」と南苑寺の紅葉❤

祖父は鳥取の城下町鹿野から京都へ出て
理髪師の修業をしたが
休日も無い忙しさのためか体調を崩した😥
大正時代に日本人が白米を食べるようになり
脚気になる人が増えたと言うが
一日中、立ち仕事の理髪師には堪えたことだろう😥
大正5年に三朝温泉がラジウム含有量が世界一だと分かり
大きなニュースとなった(今はラドン泉と言います)
そこで祖父は
三朝温泉で湯治をしながら仕事をすることにした
すると体が元気になり、三朝に定住を決め店を持った😍

その頃、京都の臨済宗相国寺の管長橋本独山和尚は
神経痛で苦しまれたが
三朝温泉の旅館に逗留し湯治をされると
温泉のおかげで神経痛が快癒したという😍

南苑寺の紅葉です

そこで三朝温泉に感謝して
薬師如来を本尊とする南苑寺を建立された
和尚は富岡鉄斎を書画の師とされ
寺の建設費用は
和尚の書画を売ることで工面されたのだった😍

このグラデーションの美しさ

和尚も祖父も京都に縁を持ちながら
三朝温泉に救われたという共通点からか
相国寺管長と理髪師という関係を超えて
碁の相手をしたりと親しくなった😍
と言っても、人生の師と弟子のような関係であり
「新聞や書物には魂が籠もっている」と
それらを跨ぐことを厳しく戒められたという

私はこれを紅葉爆発と呼んでいます

また釣りが好きだった祖父に
「釣りは魚との知恵比べだから良いが
投網は騙し討ちだから良くない」と言われたという
そして和尚が京都へ帰られる時には
自分の飯茶碗を祖父に渡された😍
「ご飯茶碗は一番親しい人に渡すものだ」と
祖父は喜んでいましたが
その寺も今は廃寺となってしまいました😥
しかし和尚の植えられたモミジは大木に育ち
今も多くの人を楽しませているのです😍

ぜひこの時季にご覧ください

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