腹違いの兄、両親の恋バナ
相変わらず窓の外は暗いですが、今日は雪も雨もなく、落ち着いています。少し気温も上がったようなので、屋根からの雪に気をつけねばなりません。
大雪に見舞われた地方の方は特にこの時期は要注意ですよね。
さて今日もしゃばけシリーズです。
「私ったら、死んじゃったのかしらねえ」長崎屋が大火事に巻き込まれ、虚弱な若だんなはついに冥土行き!? 三途の川に着いたはいいが、なぜか鳴家もついてきて――。兄・松之助の縁談がらみで剣呑な目に会い、若き日のおっかさんの意外な恋物語を知り、胸しめつけられる切ない別れまで訪れて、若だんなと妖たちは今日も大忙し。くすくす笑ってほろりと泣ける「しゃばけ」シリーズ第6弾。
今回は病弱な一太郎がとうとう三途の川までやってくるのですが、そこはしゃばけの世界、妖たちの活躍と、意外な人物とも出会いが待っていて、そのおかげで現世に帰ってくるという、まさに怪奇な物語「鬼と小鬼」と、腹違いの兄松之助の縁談騒動から、一太郎は自分の両親の結婚までの道のりを知る「男ぶり」が特に印象に残った本作でした。
既に昨夜第7弾も読み終えたのですが、本作の冥土で登場した人物や、第5弾で登場した天狗などがキーワードになっているので、著者は緻密な構想をたてて、しゃばけシリーズを描いているように思います。
読んでいただき、ありがとうございました。師走で忙しい時期ですが、心身ともに気をつけてお過ごしください。
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