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0.5の男

パラリンピックが終わりました。残念ながらライブでの放送が少なく、試合の模様も各局TVのスポーツ番組にメダルを獲得された方を中心に放送されるだけで、視聴者の私は不完全燃焼でした。

視聴率が大きな壁となる民放局は仕方ないとして、いつも全国高校野球大会や相撲の試合をほとんど放映するNHKでさえ、限られた種目しか放映されなかったのは残念でした。

普段目にすることが少ないパラの競技ですが、画面越しでもその凄さは伝わりますし、実生活で周りにおられる障がいスポーツの方への関心が更に高まるはずです。(選手の皆さんが口を揃えておっしゃっていましたね)

さてそんな中、私は動画配信サービスでこんなドラマを見つけて、気になり見始めたら、ハマってしまいました。

自由気ままな生活を送る実家暮らしの40歳のひきこもり男が、家の建て替えをきっかけに妹家族との「2.5世帯住宅」に住むことに。2世帯にプラスされた“0.5の男”は、家族のゴタゴタに巻き込まれ、外の世界に放り出され、少しずつ新しい自分になっていく。

WOWOW

0.5の男である主人公・立花雅治役を演じる松田龍平は、“身近にこんな人がいるかもしれない”と思わせるほど演技が上手いのです。

本人はなかなか笑わないのに、ついついニヤニヤしてしまう、ドラマが進むにつれて、姪っ子との関係性が変化していくのも彼ならでの演技で、不自然さが全く感じないのが本当に不思議です。やはりすごい俳優だなと感心しました。共演は臼田あさ美、白鳥玉季、木場勝己、西野七瀬、風吹ジュン他。

80代の親世代が50代のひきこもりの子を抱える「8050問題」が顕在化する現代社会。そして女性の社会進出に伴う子どもの保育問題に、2世帯同居、2世帯にプラスされた「0.5の男」どれもが重くなりがちな問題を映画『南極料理人』(2009)、『横道世之介』(2013)、『さかなのこ』(2022)など手掛けた沖田修一監督は、笑って泣ける家族の物語として、やんわりと伝えてくれていました。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
重陽の節句、菊の節句ですね。まだまだ暑さが残る毎日ですが、暦は段々に秋を感じさせてくれます。

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