戦後の酒事情
いつの時代でも酒は必要だ。
どんなに貧しくても酒を飲みたい時はある。
戦後、物や食糧が不足していた時代。
闇市では屋台の酒場が人気だったらしい、。
安価に酒が飲める憩いの場、仕事終りに語らいの場として庶民には
無くてはならない物になっていた。
しかし、
いつの時代にも悪いやつはいる。
酒=アルコール。
アルコールには飲めるものと飲めないもの2種類存在することを
ご存知だろうか?
飲めるのはエチルアルコール
飲めないものメチルアルコール
安価に酒を売る為、酒にメチルアルコールを混ぜて提供する
屋台があったらしい。
メニューには
ばくだん(※1)
本来メチルアルコールは飲めない、
いや飲んではいけない物だ。
それは工業用燃料アルコールだから。
飲んだらどうなるか?
漢字で書くと分かりやすい、
目散るアルコール(※2)
そうです、目が散るんです。
視力が落ちて失明に繋がるのです。
戦後とはそういう時代だったらしい。
一人飲みをしていると、近くにいるおじさん達に声を掛けられることが
良くあった、お節介焼きというか話好きというか、
渋谷元東急東横店ビルからハチ公の上をスクランブル交差点を渡った
道玄坂入口のビルまでゴンドラが通っていたとか、
新宿ゴールデン街が昔は青線地帯だったとか、
僕が生まれる前の話とか知らないことばかりで面白かった。
今一人飲みをしてもこの様なおじさんに出会うことはもうない、
僕自身がおじさんの立場になってしまったからだ。
身体を張って酒を飲んでたおじさん達、戦後の日本を支えてきてくれて
今がある。
おじさん達に乾杯! !
※1 芋焼酎の「爆弾ハナタレ」とは全く無関係です。
※2全くの当て字です。
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