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精神疾患は私のアイデンティティじゃない、そして楽になる独自の方法
こんばんは。自由が丘にあるバー「BARヒタル」の伊藤です。
今回は「精神疾患をアイデンティティにしない、そしてどうやって良くなってきたか」というお話をば。
私は双極性障害という病気の「状態」なだけ
私は双極性障害という精神の病気を持っています。
簡単にいうと、気分の波が著しくある、という病気です。
鬱の時は、単刀直入にいうと、死にたくなります。思考が全然できなくて、日常でできていたことができなくなります。
躁状態(気分が著しく上がった状態)の時は、感情の起伏が激しくなったり、自分のお金を使えるところまで使ってしまったりします。(他人のお金を盗むことはないですが…)
そんな病気。私は高校3年生の時に発覚しました。
いつから病気だったかは定かではありませんが、母が統合失調症だったので、その影響と、家庭環境の複雑さがそうさせたのだと思いました。
しかし、私は「病気だ」というより、「そういう状態なんだ」と思うようにしています。
理由としては、飲み込まれたくないからです。
病気に飲み込まれて、自分の中にあるささやかな幸せや、恵まれているところを悲観視したくないからです。
そのため、アイデンティティにしないようにします。
それで、数年はかかりましたが、薬は飲んでいますがだいぶ良くなりました。日常もほぼ支障なく送れます。
批判しているわけではありませんが、いわゆる「病み垢」もありません。
そうすると、どうしても「病気」の自分が本来の自分だと思ってしまうのかな、と思っています。私は思っているより弱いですから。
必要な人には必要なんでしょう。
辛い時は、通常の個人的なアカウントや、パートナーにで辛いと言います。極めてオープンにしています。それで大多数に受け止められなくてもいいのです。人には人の、いろいろな考え方があるのですから。
仕事上では雇ってもらえなくなるなど言えないこともありますが、近くにいる人にはできるだけ打ち明けるようにしています(これは自分のセクシャリティもそうです)。
精神疾患をアイデンティティにしないためには
わたしはこの考えに至るには、そんなに時間は掛からなかったです。
どの本か覚えてはいませんが、「病気と自分を切り分けるとよくなるよ」といっていた本があったのです。
それを読んで、どうしたらそういう状態になれるのか、試行錯誤しました。
その結果、一つの結論に辿り着きました。
それは、「自分の五感に集中し、いいと思うものを日常生活に徐々に取り入れる」 でした。
私以外の精神疾患の皆様も、少しでも日常の中で心地いいことはあるのではないでしょうか?
今まで生きてきた中で、少しでもいいと思ったものはありませんか?全て苦痛を感じることなどないと思います。1こは必ずあるはず。
それは、美味しい食べ物でもいいし、綺麗な空でもいいし、太陽の暖かさ、布団の柔らかさ、などでもいいです。
それを、日常生活の中に少しでも増やしていくのです。
そうすることで、病気ではない「自分」を取り戻せるのだと思います。
意識を、「心地いいことをしている自分」に集中するのです。
私は、辛い状況に陥ったとき、辛くて辛くてこの手法ができないこともありますが、布団の温かさや柔らかさに集中すると、眠ることができます。
そして、翌朝正気を取り戻すことが多いです。
なにも、とあるお医者様や誰かの言う、筋トレや運動、太陽の光を浴びろ、ということではありません。布団でいいのです。
まあ、薬はしっかり飲みましょうね、と言うことではありますが。
私は良くなった現在も太陽の光は少なからず浴びてはいますが、筋トレや運動はしていません。
そんなことは後回しでいいと思ってます。
とにかく、五感で心地よいことを少しでも見つけられれば勝ちです。
それで、わたしは良くなってきました。
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それでは、私自身の精神疾患をよくするための経験を述べてみました。
また近いうちに更新いたします。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
それでは、BARヒタルにてお待ちしております。
伊藤
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