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2月24日に月と文社の藤川明日香さんと紙の本の未来について対談します【こちら満席となりました】

僕、電車の中で、他の乗客たちが何をやって時間を潰しているのか観察するのが趣味なんですね。

もちろん今はほとんどの人たちがスマホを見ていまして、ゲームや動画やマンガの人が増えたなあって思います。

それ以外の人たちで、最近全然いなくなったのは、新聞と雑誌とマンガ雑誌の人です。本当にめったに見ないです。

紙の本を読んでいる人っていうのもチェックしていまして。もちろん数は減りましたが、実は結構いるんですね。語学とか参考書とか宅建みたいな、勉強している人って一定数います。

それ以外にも新書とかビジネス本とかゴルフや戦国時代みたいな趣味の本の人もそれぞれいるのですが、それ以外の最近の傾向に気づきました。

特に、若い人たちが読んでいる本って僕は気になりまして、かなりチェックしているのですが、小説や短歌の本や、あるいはユヴァル・ノア・ハラリみたいな本を読んでいるのをよく見かけるんです。

それで僕、カウンターで若い人たちによく聞いているのですが、今、紙の本って、レコードと同じで、「こういう本を読んでる自分ってカッコいい」という風に見せるモノのようなんです。ときどき、「自宅の本棚特集」ってありますが、紙の本って「他人に見せるモノ」みたいなんです。Instagramでも「読み終わった本」を写真に撮ってアップしている人たちってたくさんいますよね。そういうことらしいんです。

僕、紙の本って今まで11冊出しているのですが、最近そんなに売れなくなっている気もしていまして。これから紙の本ってどうなるんだろうって気になるんです。

僕のバーの師匠の中村悌二さんが、「売れないのを時代のせいにするな。売れているモノって必ずあるから」っていうのが口癖だったんですね。時代のせいにはしたくないです。売れてる本ってありますから。

先日、藤川明日香さんという方が来店してくれまして、月と文社という出版社をされているそうなんですね。彼女、日経BPで働いていて、日経WOMANの編集長だったそうなのですが、退社して、出版社を立ち上げたそうなんです。

最新刊の『こじらせ男子とお茶をする』を買って読んだところ、すごく面白くて。

沢木耕太郎が藤圭子にインタビューした『流星ひとつ』という本があるのですが、その本って沢木耕太郎が藤圭子とずっとバーで飲みながら話しているって内容でして、「あれ? これってもしかしてデートなのかな?」って思わせるんです。実際、二人は恋愛関係にあったのではっていう噂もあったそうです。

この『こじらせ男子とお茶をする』も、お仕事感、ビジネス感があまり感じられないんですね。藤川さんと相手がお茶をはさんで会話を楽しんでいるのがすごく伝わるんです。ちょっとだけデートっぽいんです。

それって藤川さんが、日経ではやれなかったことをしたかったのかなあって思いました。

最近いろいろ思うことがあって、「良い本って何だろう?」ってしょっちゅう考えるんですね。

これから紙の本ってどうなるんだろう、良い本って何なんだろう、出版社を経営するってどんな風に出来るんだろうってことを、2月24日の2時から4時まで、藤川さんに聞いてみます。

おひとり2000円で2ドリンクつきます。僕たちと紙の本の未来についてみんなで語りませんか?

会場 bar bossa 渋谷宇田川町41-23 第二大久保ビル 1階

日時 2月24日 1時45分開場 対談は2時から4時まで

会費 2000円(2ドリンク付き)

申し込み方法 makijobim@yahoo.co.jp に人数とお名前を書いてメールをください。こちらからお振り込み先を伝えますので振り込み確認したら決まりです。大変申し訳ないのですが、当日キャンセルの返金はできません。藤川さんや林に質問があれば是非。もちろん当日もその場で質問コーナーはあります。

紙の本ってどうなると思いますか?

【こちら予約で満席となりました。ありがとうございます。それでは当日お待ちしております】

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林伸次
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