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10年物のウイスキーは20年置いても30年物にはならないこと、と『マスター、お酒の飲み方教えてください』の取材よろしくお願いします

先日、ある有名な本を読んでいたところ、「自宅に10年物のウイスキーがあるんだけど、20年くらい飲まずに置いてたから今はもう30年物になってるはず」という文章を見かけたんです。

その本、何度も増刷されていまして、あるジャンルではすごく有名な本でして、どうして誰もそれが間違いだって気づかないんだろうって思いました。

1994年のワインを2004年に入手したら、そのワインは10年物なんですね。そのワインを2024年まで飲まずに置いておけば、そのワインは30年物になります。

でも、2004年に買った10年物のウイスキーは2024年になっても10年物なんです。

それって、実はそんなに難しいことではないんですね。でもウイスキーやワインって、舶来ものだから、なんか取っ付きにくくて難しいもの、知ってる方が偉い、みたいな雰囲気ってあります。今さら人に「なんで10年物のウイスキーは20年経っても10年物なの?」って聞けないですよね。

こういうのってたくさんありまして、「ワインのテイスティングってどうすればいいのか」とか、「何か美味しいワインください」って言われても困るとか、バーテンダーという仕事を30年近くやってて、日々、「ああ。こういうことを全部わかりやすく教える本を作りたい」って思い続けて、そんな本が出ました。

ちなみに、なんとなくワインだけが面倒くさい気がするのって、いろんな理由があります。イギリスでは寒すぎてワインのブドウが作れなかったこととか、フランスが自国のワインのブランド化がすごく上手かったとか、キリスト教が採用したとか、いろんなヨーロッパの事情があります。

この本、もちろんワインだけではなくて、ビールも焼酎もウイスキーもカクテルも解説してます。例えば、ビールってゲルマン民族の飲み物で、カクテルってアメリカの飲み物なんですね。ゲルマン民族の大移動で、アングロサクソンがイギリスに持ち込んだのがエールになって、大陸のドイツ周辺でいた人たちのがビアーになったんです。

カクテルそのものが、すごく新世界の発想なんです。マティーニってありますが、あれってイギリスのジンとイタリアのベルモットを混ぜて、オリーブを入れてるじゃないですか。そんな飲み物ってすごくアメリカ人の発想なんです。

あるいは、「バーの使い方」みたいなことも日ごろ思っていることをたくさん書きました。

僕たち飲食店の人間って、「あれ? 今日ガラガラですね」って言われるのがすごく嫌でして、そういうのお客様としては全く意味がわからないですよね。その理由みたいなのもわかりやすいように書いてみました。

これを読むと、お酒のことは全部わかるように書きました。例えば、あなたがライターだとしまして、3日後に日本の「ワイン醸造家」とか、「ウイスキー蒸留所」とか「有名ソムリエ」とか「名バーテンダー」とかを取材するとします。そんな人でも、とりあえずこの1冊を読んでおけば大丈夫というような本にしました。

そして今回のイラストですが、こにたんという方なんですね。noteでいくつか投稿されていて、「うわあ。可愛い」って思いまして。その後、ちょうど彼女がコミティアで出店してZINEを販売しているということで、ちょうど僕その時期に「文フリに出よう」と思ってたので、そういう「同人誌を売る場所」って行ったことなくて、妻と行ってみました。そしたらやっぱりこにたんさんのイラスト、どれもが僕の好きな感じでして、今回お願いすることになりました。

表紙すごくキャッチーですよね。どんな人にも「表紙良いですね」って誉められてます。

さて、いつものお願いですが、取材を是非、お願いいたします。下のようにこのnoteで発表していただいても結構ですし、あなたのVoicyやYouTubeにも出ます。もちろん宣伝ですので、僕は出演料はいただきません。bar bossaのお昼の空いている時間に取材しに来てください。プロ、アマ問いません。もちろんZOOM等の取材でも大丈夫です。もちろんもちろん、各メディアでも是非お願いいたします。必ず僕がXで告知いたします。

こちらにご連絡ください。

makijobim@yahoo.co.jp


それではよろしくお願いいたします。


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林伸次
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