東京から移住し山形で開業。超人気ラーメン店 - 麺屋 葵
前回はラーメン金子さんと関わらせていただいたおかげで誕生した
マグネットワークについてご紹介させていただきました。
焔藏さんからのマグネットワークでラーメン金子さん。
そして今回はラーメン金子さんからのマグネットワークで
撮影させて頂いた「麺屋 葵」さんについてお話させていただきます。
タイトルにもある通り、店主の井村賢吾さんは
東京出身で山形で開業されています。
そんな井村さんが何故わざわざ山形に移住し、
ご自身のお店を出したのか?
そして金子さんと井村さんの関係性とは?
そんなコトを今回はお話させていただこうと思います。
キッカケとなった三者対談
お二人とも、県内外を問わず
知名度、人気度ともに高いラーメン店を営んでおります。
「ラーメン屋の店主」
一見するとこの時点での共通点はこれだけに感じるでしょう。
果たして二人はどこで知り合ったのか?
それはさくらんぼテレビさんの企画である、
「やまがたラーメン道・座談会」がキッカケだそうです。
※麺絆英店主・庄司英高さん→麺屋葵店主・井村賢吾さん
→ラーメン金子店主・金子裕之さん
ラーメンに対する熱い想い、そしてお客様の幸せを考え続け
直向きに日々試行錯誤を繰り返している。
皆さんこの日が初対面。しかし、
年齢も近く、この想いが共鳴し直ぐに意気投合されたそうです。
対談の中で金子さんが、自身でYouTubeを始めて
活動していることをお話しされました。
そして、金子さんの動画を作成させていただいた
私たちBAQSANにも興味を持っていただけました。
そのお話の中で、私たちも井村さんの「麺屋葵」としての想いと熱量に
感銘を受け、撮影させて頂くことになりました。
衝撃と挑戦
タイトルにもある通り、
店主の井村さんは東京出身の方です。
元々は美容師を目指していた井村さん。
専門学校に通う傍ら、飲食店でアルバイトをしていたそうです。
モノを作るということについて美容も飲食も一緒なのではないか。
専門学校と飲食店でのアルバイトを通じ、
「クリエイトする」という共通点を感じたそうです。
井村さんが山形へ来ることになったきっかけは、
両親が「田舎で暮らしたい」というコトが始まり。
それから田舎の古民家を探したところ、
偶然ヒットしたのがこの山形という土地でした。
そこから年に1~2回ほど山形へ足を運び、山形へ来てから知ったコト。
それは山形がラーメン消費量日本一というコト。
そして目の当たりにした衝撃の光景とは…?
それは我々にとっては何の違和感もないコトなのですが、
畑のど真ん中に行列ができていたコトだそうです。
確かに東京などの都心部に住んでいる方からすれば、
思いも寄らない衝撃ですね。
そんな衝撃の事実と光景。
当時の井村さんは、ラーメン作りが大好きで
武器としていた一つだそうです。
そういったことも相まって…
この地で自分も移住してきて
勝負できたら面白いのではないか?
そうして大きな決断をし、自身も山形へ移住し
「麺屋葵」というお店を開業されました。
開業した頃は現在の場所ではなく、
少し山奥の古民家でお店をされていました。
畳の空間にテーブル席。
斬新で、とても情緒的に感じました。
開業当初から日々行列。
その後現在の場所にお店を移されました。
手間隙が最高の調味料
井村さんにこだわりについてお聞きした際、
「手間隙が最高の調味料」と仰っていました。
坦々麺のスープは三種類のゴマを独自に配合。
麺やトッピングも手間隙かけて手作りです。
特に衝撃を受けたのは、看板商品の
坦々麺で使用する辣油作りでした。
中華の香辛料を中心とし「山椒・八角・ニッキ・陳皮等」を油に入れ、
韓国産の唐辛子と一味を配合。
この時の辣油はまるでマグマのようでした…
井村さんは「地獄」と命名されています(笑)
山形でお店をするにあたって、使用する材料にもこだわり、
地元の農家さん、生産者の方から直接仕入れて提供されています。
自分でお店出してやるからには手を抜く要素がない
この先自分がやるか、やらないかで
全てが決まってしまう。
日頃からそういう想いを持って、
120%ベストを尽くし取り組んでいらっしゃいます。
感じてもらうのが全て
ラーメン屋さんのみならず、企業やお店は
基本的に大きく看板を出しているところがほとんどです。
しかし、麺屋葵さんは看板を出していません。
看板だけでなく、店内もシンプルで
飾りやポスターなどもありません。
今回の撮影担当である髙橋は、自宅から近いこともあり
麺屋葵さんに何度か通っていましたが、
言われて初めて「確かに!」と
気がついた点だったそうです。
感じてもらのが全て。
こうだ!という主張は一切しない。
自己主張をしないお店、というところに
重きを置いて取り組んでいます。
さいごに
この土地に住んでいる人々に愛されるお店を目指して、
この土地に住んでいる人達にとって唯一無二のお店になるために。
直向きに努力する井村さん、麺屋葵さんとの出会いは
BAQSANの山形に対する愛をより一層深めてくれるものとなりました。
そして井村さんに「今後の展開について」お聞きした際…
この言葉を聞いて感銘を受け、
心から共感した衝撃を覚えています。
我々BAQSANも日々ベストを尽くし、
目の前の方々と真剣に向き合い取り組む。
こういった当たり前のことを忘れないよう、
この先ずっと大切にしていかなければならないと感じました。
そして冒頭でもお話しましたが、
我々BAQSANが麺屋葵さんと出会えたのは三者対談があったからです。
そう、三者対談…
ということで、次回の記事もお楽しみに!
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