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心配−my40
いじめ対応
いじめ対応は、いじめられた子にはメンタルセラピーを担当するスクールカウンセラーSCが当たる。
これはどこの学校でも普通に見られる対応。
簡単ではない。
SC
SCの採用要件として示される臨床心理士は、修士課程を経て、かなり厳しい試験に合格した者しかなれず、臨床心理士であり続けるために自費で研修を受け続けることが義務付けられている。
そのような人材を雇用するのは、子どもへの予算建てが脆弱なある国の地方教育委員会には負担が大きい。
非常勤で一人のSCを使い回しにしている。
中学校への派遣を10とした時、その中学校区の小学校への派遣は2,3くらいだろうか。
いじめ
いじめの数は減っている。
いじめている子どもは、特定の子をターゲットにするケースもあるが、それは意図的ないじめと言えるケース。
このケースには、SC対応は不可欠。
しかし、使い回しされるSCにはとても、手厚い支援は望めない。
かと言って、医療機関でのセラピーも対応可能な医療機関が限られ、難しい。
いじめる子
いじめてる子の中には、それをいじめと自覚していない子もいる。自分がされていることから学んだ、自分の気持ちを満足させる手法に過ぎないと、口にこそ出さないだけで、そう思っている。
いじめアンケートで上がってくる数字は、そのような子どもがクラスメイトにしていることによるものが、少なからずある。
彼らは、いじめ常習者である。
そして、二次障害によって、いじめ行動をとっている。
SSW
この子らを、SCが担当することはまれである。暴力的な子は、学校が担当させない。生徒指導のエキスパートが指導説諭する。
スクールソーシャルワーカーSSWには、社会福祉士が採用されることが多い。多く、社会福祉系の単位を取っていれば国家試験の受験資格を有する。
2008年に制度化され、SCに遅れること13年目で発進した。
この13年の差は大きく、本来はSSWが専門である学校‐家庭‐地域の連携活動を、すでにSCが担ってきた13年であったために、発足16年経った今でも、SSWはその活動領域が確立されていない。
いじめ対応
いじめには必ず複数の人間が関わる。集団の中の事案であり、学校・クラス社会の問題であり、社会福祉の専門家が関わるべき事案なのに、いじめている子どもへの対応を依頼される事は少ない。
新人SSWにしても、養成教育を受けた社会福祉士はまれであり、多くのSSWが老人福祉、医療福祉分野から転入して来ては辞めていく。
まして、学校がもっとも手を焼くいじめ問題に関われるSSWは少ない。
問題
このような方針のない、その場しのぎのいじめ対応と担当者人選への定見のなさは、社会性が未熟な子どもの本能的な行動を、効果的に抑止することは不可能であろう。
キーワードは、アタッチメント形成不全であり、育てにくい子への過剰な人権無視の指導・子育てであると、🐸は考えている。
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