トキグスリ.m26
『椿ノ恋文』に、トキグスリという言葉。
時につれて、景色が変っていく。
ある日突然に、変化に気付く。
気づいて、変われるわたし。
知っている格言はたくさんあっても、
日々の生きざまは、未熟な自分のまま。
苦悩する。
「僕の前に道はない」
歩いてきた道は、
家康の道。
「幸い住むと人の言う」
目の前に続く山の向こうに、
運ぶからだは、あちこち痛む。
痛みはもう休め、行くな、
そう言っていると、
自分に言い訳をする。
言い訳がよぎる頭を、ゆっくり振って、
ヒザに手を置いて、からだを押し上げる。
行雲流水。
眺めるのには良いけれど、
そんな心境で生きることなど、出来ようはずがない。
わたしは、生きている。
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