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カメラを趣味にするには。

一つ、大切なのはカメラではなく、撮りたいという心。

二つ、「カメラ」を買ったところから物語は始まる。

三つ、お勉強するともっと面白い。

の3本でお送りします。

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大切なのはカメラではなく、撮りたいという心。

私は写真を撮るのが趣味で、ガジェットが好きなこともあって、友達からどのカメラがいいかという質問をもらうことがある。

私はCanonとともに生きてきたので、基本Canonを推す。SONYがすごいなとか、撮り鉄の友達はNikonだなとか、OLYMPUSは可愛らしいなとか、親父はPENTAXだったっけとか考えてると、どこのものも素晴らしいので、いろいろ紹介して一緒に楽しむ。カメラって恋人みたいなものだと思うので、特に初恋のカメラというのは特別な価値を持つ。

と、まあカメラが好きなのですが、「最近はスマホのも綺麗だからスマホでもいいと思うよ」という話はする。やっぱり高い買い物だし、使わなくなってインテリアになってしまったら勿体無いし、それにカメラが可哀想だ。

大切なのはモノじゃなくて、ハートだと思うのだ。

どういうことかと言うと、カメラがあるから写真が撮れるんじゃなくて、この一瞬を切り取りたいと思うからカメラが必要なのだ。 
何気ない散歩道でさえ、素晴らしい作品として見ることができる、眼と気持ちがなければ、カメラを買ったところで楽しむことはできない。
その活動をするのに、携帯性や写真への満足度においてスマホで十分ならそれはそれでいいと思う。

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「カメラ」を買ったところから物語は始まる。

前の項は、一見矛盾しています。はい。

でも、ある段階に入るとこの命題も成り立つと思うんです。

つまり、作品を作っているのは、「私」ではなく、「カメラ」ということ。似たようなことを「モノを持つ意味。」でも書いたかもしれない。

カメラを対象化して持つことによって、「カメラ」が写真を撮るのである。

そうやって、撮っていると「カメラ」と対話している感覚になる。

ファインダーを覗く込んでいると、ぴったりの角度、距離、絞り、シャッター速度、ISO感度、その他諸々を教えてくれる。こちらが問いかければ、あちら答える。そういう相互関係の末に一つの作品が生まれる。

対象化について少し掘り下げてみたい。
困難は分割せよ、これはカメラにも当てはまる。「スマホ」という混沌とした多機能の中から、「カメラ」しか機能を持たない単純なモノを扱うことで、写真を撮る活動にエネルギーが集中される、そんなイメージ。
あぁ、そうだ。たぶんきっと、カメラを用いることで、「眼」の持つ力を最大限に高めているのだろう。いわゆる、肉体の拡張というやつだ。
そういう意味では、動画は時間変化を有するので、写真とは別次元の話題になると言えるし、それぞれに美の形があるとも言えるだろう。

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お勉強するともっと面白い。

上2項がやや精神論的な、カメラに対する人についての話になったので、最後にカメラを手取り早く楽しむ方法を考えたい。

結論、好きなモノを取ればよろしい。という感じなのだが、それではつまらない。なので、好きなモノを美しく撮るにはどうするかを考える。

構図を学こと、だと思う。

ボクは、「カメラ」好きだったので、どう撮れるかはやや二の次だった。しかし、フォルダをみてて、美しさが死んでいる、あの鮮やかな瞬間が枯れている、人に見せても楽しくない!と思い行きづまってしまった。

そこで本屋に行って、初心者向け!みたいな本を買った。最初は知っている知ってるくらいの気持ちで読んでいたが、構図の話やテクニックの話を読みながら試してみると、驚いた。構図を少し意識するだけで、これだけ思いが写真に出てくるのだということに。

美しさを伝えるのにも技術がいるのだなと思った。

ちなみにボクが買ったのは以下の本。(一人称が変わったが気にしない)

あと、なんかすごいオススメらしい本。


できないことって、自分の才能が足りないとかじゃなくて、
単に正しい、上手いやり方を知らないだけなことが多いようです。

ぜひ、あなたも、カメラの世界に踏み入れてみては?


#カメラのたのしみ方

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