生後8ヶ月の赤ちゃんと沖縄に行く
我が家に赤ちゃんが来てから初めての国内旅行に行ってきました。
11月の3連休を利用して2泊3日の沖縄旅行です。北海道出身の私にとっては日本の反対側にある沖縄への初上陸ということで行く前からかなりテンションが上がっていたのでした。
今回はANAのマイルが失効寸前だったので、こちらを利用して大人2人で15万円のところタダでチケットを取ることが出来ました。そして、ホテルも今回はMarriot Bonvoy AMEXのカードで溜まったマリオットポイントがあったので、シェラトン沖縄サンマリーナリゾートに宿泊することにしました。子供が生まれる前も旅行好き夫婦でしたが、ホテルはマリオット系列以外のところに泊まりたいと思うことも多く、あまり活躍の場がなかったマリオットポイント。しかし、子連れとなるとやはりマリオットのような大手ブランドのホテルの方が同じく子連れ客が多いので安心感があり、この度やっとポイントを活用することができました。
ということで、今回の旅行はレンタカー代以外タダです!!
そうはいってもやはり3連休に出かけることにしてしまったので、航空券代もホテル代も割高です。来年からは年始に1年間の旅行計画を決めて、有給を使いながらうまく連休を避けて国内旅行したほうが時間もお金も体力も賢く使えるなと思ったのでした。
旅の日記
1日目
15:50沖縄着の便です。遅めの到着ですが、ちょうど息子のお昼寝の時間と被っているので寝てくれるといいなという思いを込めてこの時間に。(あと、3連休なのにわりと直前にチケットをとったから早めの時間はすごく高かった・・・)しかし、序盤は殆ど寝ず、しかも気流が悪くてなかなか着席サインが消えなかったので、ギャン泣きの中数十分耐えることに・・・。座席は後方席をとったので周りには赤ちゃんが沢山いましたが、我が息子が一番騒いでいました。飛行機はこの着席サインの間がなんとも辛いです。
とにかく、無事那覇空港に着陸。空港からシャトルバスで3分のタイムズレンタカーで車をピックアップして、国際通りで早めの夕食を食べたあとにそのままホテルに向かいます。
今回の沖縄旅はあまり入念に事前調査をすることができず、この日もまあ国際通りにいったら何かしらあるだろ、ということで適当に向かって、公設市場に行きました。そこに並んでいるお魚たちはすごくカラフルで、北の大地出身の私としては「え、これ食べれるの?」という風貌のものばかり。このマーケットでは1階でお魚を買ってそれを2階のフードコートで調理して頂くことができます。移動疲れもあり、まあここで食べますか、ということですんごい色のお魚と貝、ホタテ、エビを購入してお刺身やらなんやらで頂きました。しかしお味は観光客向けの市場という感じで、味は全然美味しくないし、魚も別に特段新鮮でもないし(夜に行ったから当たり前ですが)、そしてものすごく割高です!魚市場に熱帯魚がずらーーーっと並んでいるところは面白いので一見の価値アリですが、お食事はオススメしません。
食事後にホテルに直行しましたが、結局結構時間がかかり着いたのが20時を過ぎてしまいました。なんだかんだ荷解きと歯磨きなどしていたら21時に。息子も車の中で少々寝たとはいえ、普段は19時就寝なので眠そうです。ホテルに事前にベビーベッドを頼んでいたのですが、いつも寝ている布団(120x70)よりも一回り小さい。寝相がめちゃくちゃ悪い息子は果たして寝れるのでしょうか。
案の定、この日は1.5時間ごとに目覚めて1〜5分ほど泣く、を繰り返してしまいました。可哀想に・・・。家族全員久しぶりの寝不足です。
2日目
今回の沖縄旅行の目的は息子を美ら海水族館に連れて行くこと!夏に北海道に帰省していた時に、札幌市のど真ん中のビルの中に出来たAOAOという水族館に連れて行ったらクラゲとペンギンに大興奮していた息子。今回も美ら海水族館ですんごい生き物を見せるぞ〜と張り切っていた親たちだったのでした。
それから、自然好きな私達なので、できれば沖縄の自然にも触れたいと考えてやんばるの森の方にもぜひ行きたい。少しスケジュールがタイトかもしれないけど、比地大滝に片道40分のトレッキングコースがあるので、午前中はトレッキング、午後は水族館というコースを予定していました。
ホテルで朝ご飯をいただいたあと、ホテルのビーチまで出て初めての海体験。最初に海水に足をつけたときは不思議そうにしていましたが、その後波が押しては引いていく感覚が恐ろしくなってしまったのか、大泣きしてしまいました。ものすごく怖かったのか、パパの腕をガッチリ掴んで抱きついている息子。かわいいいいいーーーー!!!!父も母も実は海が苦手、完全な山派なので、さすが我々の息子であることを再確認しました。
それにしても11月だというのに沖縄は北海道の真夏のような暑さです。昼は半袖短パンでも暑い、夜は少し涼しくなり過ごしやすいです。北海道の実家ではもうとっくにストーブをつけているというのに。日本がいかに南北に縦長なのかを思い知らされます。
そうこうしているうちに出発が遅れて10時になってしまい、やんばるの森に行くのは諦めることに。赤ちゃん連れ旅は相当緩めにスケジュール組んどかないと無理ですね。
ご飯の時間やお腹の空き具合もかなり中途半端なことになってしまったので、昼ご飯は美ら海水族館のレストランで頂くことに。レストランからのビューは本当に素晴らしいのですが、このレストランには絶対に入らないでください…!!ランチタイムは2200円/人のビュッフェなのですが、価格に見合う美味しい料理が一つもありませんでした。息子に食べさせるフレッシュフルーツすらもなかった…。ランチタイムは整理券で順番待ちしているほどなのでうっかり入ってしまいそうになると思いますが、絶対に入ってはいけません。
この時点で、沖縄についてからまだ美味しいものを頂けていない私達・・・。
気を取り直していざ水族館へ。最初の方の水槽からもう熱帯感が凄すぎて感動です。私が小学生の頃よく行っていた登別マリンパークの大水槽とは大違い。あちらの水槽は魚市場かな?と思うような地味な魚ばかりですので。いくつかの水槽を経てクライマックスは、あのジンベイザメのいる大水槽。思っていたのの何倍も大きくてすごい迫力でした。息子もびっくり。ちょうど給餌も観ることができ大満足です。
ちなみに、美ら海水族館は水族館だけだと思っていたのですが、周囲一体が公園になっていて丸一日楽しめるほどの広さです。隣には、王朝時代の沖縄の村落を再現したエリアがあり、何を隠そうこの点の展示が大好きな私は、水族館に到着して館内マップを見た時からソワソワしていたのですが、水族館を出たあと30分くらい夕食まで時間が余ったので駆け足で拝見。もっとゆっくり見たかったです。
夕食は美ら海水族館から車で10分くらいの場所にある、ちゃんやーという料理屋さんへ。豚肉を頂きます。宿もやっているみたいで宿泊客の方も食事していました。私達以外も全員子連れ、隣の座敷では団体さんがどんちゃんやっていたので、息子も疲れが溜まったのか少しぐずっていましたが、焦ることなく食事することができました。
ここに来て沖縄に来て初めて美味しい食事にありつくことが出来ました…
またまた帰りが遅くなりホテルに到着したの20時過ぎ。今日はぐっすり寝てくれるのか・・?昨晩は少し室温が暑かったように感じたので、空調を少し寒めの23度に設定。そしたら朝6時くらいまで寝てくれました!どのネントレの本にも書いてありますが、やはり室温は大事だということを改めて実感。ちょっとヒンヤリした部屋にしておくのが大事です。そうはいっても、初めてのホテルとかだと空調の具合がわからなくて適温にするのも難しいですよね〜。だからこそ、早めにチェックインしてまずは空調を整えておくのが大事だなと思いました。
3日目
最終日。飛行機は13時発なのであまり時間がありません。最終日に首里城を見て沖縄そばを食べる予定でしたが、首里城付近の沖縄そば屋「首里そば」がなんと11時オープンで間に合わない。どうしてこんな初歩的なことに気づかなかったのでしょうか…。そばといえば朝食べるのが気持ちいいじゃない、という強烈な思い込みがあり朝から営業していることをこれっぽっちも疑っていなかったのです。沖縄県民にとっては沖縄そばは蕎麦というよりラーメンよりの位置づけなのでしょうか?翌々考えたら、蕎麦屋だってちゃんとしたところは昼から営業で、朝からやってるのは富士そばくらいですね。
焦って調べると、1日目に行った市場付近に老舗の沖縄そば屋「田舎」が10時からオープンしている。しかしそれだと首里城から離れるため多分、首里城+そばは無理。苦渋の決断を迫られた結果、美味しい沖縄そばを食わずして東京には帰れん、ということで、首里城をスキップ。沖縄そば屋に向かいました。
首里城をスキップした結果、すこし時間に余裕が出来たので、行きたいと思っていたシーサーの工房に行ってシーサー2体を迎え入れることが出来ました。お店の方によると、この工房の隣にある沖縄そば屋さんがとても美味しいとのことでしたが、残念ながら月曜日は定休日。今回結構日曜日・月曜日が定休日という店が多くて苦しめられました。
そして肝心のそば。なるほど、本物の沖縄そばは麺のコシが結構強いのですね。私は豚足の乗ったものをいただいたのですが、豚足がトロットロになるまで煮込まれており美味しかったです。私にはやや甘すぎるかな?というくらいの甘めの味付けだったのですが、夫はそれが気に入ったようで、仕切りに美味しかったなあ・・・と呟いていました。
そしてなんとか時間通りに無事那覇空港に到着。帰りの飛行機は登場前に離乳食を食べてお腹いっぱいになったのと、時間がちょうど良かったのとで、登場前に寝てしまい、魔の着陸サインタイムを難なくやり過ごすことが出来ました。1.5時間ほど抱っこ紐の中で眠って、残りの1時間も平和に過ごせました。そう言えば、離着陸のときに耳が痛くならないようにミルクを飲ませることにこだわっていたのですが、今回すっかり忘れていました。結果、全く痛がっていませんでした。なーんだ。
持ってきて良かった子供のもの
おこめぼー
前回の八ヶ岳でも紹介しましたが、我が息子をしばらく静かにさせるにはこのおこめぼーが一番秀逸でした・・!ボロボロにならない、手が(そこまで)ベトベトにならない、絶妙な長さ、原材料が良い!似たようなものをThe Kindestでも出していたので、それも与えてみましたが、食感の問題なのか味の問題なのか、あまり息子の注意を長時間惹きつけることは出来ませんでした・・・。
こちらの、Garbarの棒はかなり大きいので、わりと長時間持つのがおこめぼーよりも優れている点ですが、どんどんドロドロになってきて、結構周りが汚れるので、あまり使いませんでした。その割にかなり高いし。
他に離乳食初期〜中期くらいの月齢で、このおやつが最強ですよ・・!というオススメがある方がいれば是非教えて下さい・・!
フルーツフィーダー
ホテルのバイキングのフルーツを食べさせてあげられるので良かったです。ドラゴンフルーツをはじめて食べました!
カップ入りの離乳食
これは持ってこなくて良かったもの。これまで外出時の離乳食はどこでもあげられるようにカップにはいったものを用意していましたが、なんせ嵩張る。よく考えたらだいたい飲食店では器を貸していただけるので、普通のパウチのやつで良かったです。念の為一つだけカップになったものを持ってきていて、これは帰りの飛行機の搭乗前に食べさせるときに使ったので、念の為一個持ってきておくのがいいなと思いました。
哺乳瓶のインナーバッグ
何を隠そうこれまで外出時にミルクを調乳したことがなかった程に液体ミルク依存症だった私ですが、今回ばかりは何リットルもの液体ミルクを運ぶわけにはいかないので、粉ミルクを持っていって調乳することにしました。
ボトルを何本も持っていけないので、こちらのインナーバッグを使ってボトルは1本だけ、乳首を4つ持っていきました。子連れ旅って行き先も結構子連れに優しい場所になりがちなので、お湯が結構簡単に手に入ります。なので、次は液体ミルクなしで旅してみたいです。いや、でもやっぱり不安だから1回分くらいはもって行こうかな・・・。こういうとき母乳だと荷物がなくていいですね。
洗剤
我が家の洗剤は、食器洗い、ボディーソープ、洗顔、手洗い石鹸、全てDrブロナーの石鹸を使っています。これを使うと、洗剤の在庫管理がかなり楽になるのでオススメですが、旅の時にも小さいボトルに移し替えて持ってきました。離乳食やスプーンの洗浄用に持ってきたのですが、息子のボディーソープとしても使えたので良かったです。あと、洗濯物があれば洗濯にも使えるので本当に万能。
チェアシート
前回の八ヶ岳では活躍したので一応持ってきましたが、今回はどの飲食店も子供用の椅子があったため活躍の場なし。
今回の子連れ旅の学び
スケジュールは緩すぎるほど緩く組む
2日目はもともとの予定を半分にしたのですが、それでもホテルに帰ってきたのが夜20時を過ぎてしまい、ホテルに戻ってからゆっくり出来ませんでした。子連れ旅は、授乳だのおむつだのお昼寝だので、色々時間がかかるし、そもそも私たちの移動自体にも1.5倍くらいは時間がかかっているので、予定はこんなにスカスカで大丈夫か・・?ってくらいスカスカにしたほうが余裕を持って旅を楽しめるな、と実感。
美味しい料理屋さんだけは豊富に下調べしておく
赤ちゃん連れ旅だとスケジュールが狂いがちなので、いろいろな場所の美味しいごはん屋さんをいくつかリサーチしておいたほうが柔軟に調整できて良いなと思いました。今回は本当にリサーチが甘かったせいで、前半全く美味しいものを食べられなかったので、次回はご飯だけはちゃんと調べておくことを肝に命じました。
というかリサーチすることってご飯くらいしかないはずなのに、なぜか今回は調査段階のミスが多すぎました。
もっと荷物を減らさないといけない
自分たちの荷物はカリカリになるまで削れるタイプですが、子供用の荷物となるとまだ慣れておらず「あれも必要かな、これも必要かな」と持ってきすぎてしまいました。
荷物を出し入れしたり、整理したり、何かを取り出したり探したり、という作業だけでボディーブローのように体力をじわじわと持っていかれた気がします。
しかも結局、離乳食、ミルク、着替え、おむつは使っていないものが結構出てきた。
国内旅行では最悪何かが足りなくなったらコンビニやドラッグストアで購入できるので、もう少しどんと構えたパッキングにしないとだめだな〜と反省しました。
我が家では2029年、息子が5歳になる年に、夫婦で仕事を辞めるか休職して、半年間世界一周の旅行に出ようと決めています。一つ一つの旅行がこの世界一周のための予行練習の一つです。次はもっとうまく、もっと軽やかに旅ができるように、今回の反省を活かして臨みたいと思います!
まあ、まずは荷物の軽量化だなあ〜。次回は年末に初の海外旅行(というか夫の地元に帰省)です!