2020年公開 北欧映画を振りかえる ⑮ 11/20『ホモ・サピエンスの涙』スウェーデン・ドイツ・ノルウェー合作
スウェーデンの“映像の魔術師”、世界のなかで異彩を放つロイ・アンダーソン監督の最新作。ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞した作品です。ロイ・アンダーソンは、今年のぴあフィルムフェスティバルでも、コンプリート特集が行われ、この作品も特別上映されています。
観ている途中で黒澤明監督の『夢』という映画を連想しました。「こんな夢を見た」で始まる黒澤の夢の数々。少年の頃の思い出や、悪夢もありました。最後は牧歌的な楽園で終わります。この作品もロイ・アンダーソンの夢の世