【読書】憂鬱でなければ、仕事じゃない
幻冬舎見城徹とサイバーエージェント藤田晋の共書
本書で書かれている内容、ひとつひとつの言葉は、受け取る側(読者)にとって、劇薬でありギフトである。
若者にとっては、嫌悪される暑苦しい内容なのかもしれないが、私にとっては、心が熱く、熱くさせられる内容だった。
【学んだこと】
●圧倒的努力(極端であること)
自分を傷めないで、誰が僕に心を動かしてくれるだろうか。恋愛も仕事も人生も同じである。僕はこれからも圧倒的努力を続けるしかない。
圧倒的努力とは、とても単純である。人が寝ている時に寝ないってこと。人が休んでいる時に休まないってこと。そして、どこから手をつけていいかわからない膨大なものに、手を付け、最後までやり通すことだ。
●極端であること
僕にとって何よりも重要なのは「極端」であることだ。
「極端」であれば、振り切れている。突き抜けたオリジナリティーを獲得している。だから明快であり、新しい。「極端」なものは既成概念から自由で、インパクトがあり、人を惹きつける。ではどうすれば「極端」を生み出せるか?圧倒的努力である。僕は、対人関係でも「極端」を心がけている。待ち合わせには、必ず30分前に行く。その極端さこそが何かをスタートさせる。
●信念や執着心が大きな価値を生む。
楽な仕事はそれほどの価値を生み出す訳ではない。
アイディアを考えるだけだったり、外から批判や評論をしてたりしているだけでは、大したものは得られない。先が見えず不安で憂鬱な日々を乗り越えて前に進む人にだけ、新しい価値ある何かを生み出すことができる。
●「この世あらざるもの」をどう作るか
日常性を突き抜けたところで、オリジナリティを獲得した極端なものである。「この世あらざるもの」をどう作るか。これを常に考えていれば、たいていのエンターテイメント・ビジネスはうまくゆくだろう。