【新年度】新たな習い事の季節 ~多くの習い事をする危険性~
年度替わり。我が子に新たな習い事を…と考えている親御さんも
多いかと思いますので、習い事を経営している側からのメッセージです。
最近の子供はホント忙しいです。昔と比べて習い事の数も多いし
勉強する時間も増えているのでないでしょうか。
時代の移り変わりなんでしょうね。
習い事の数の多さに加え、子に対する親の期待もあるかもしれません。
忙しさにもレベルはあるかと思いますが、きっと昔の子供よりもタイムマネージメントが今の子供はうまいはず…
はたして、そうなんでしょうか。
これだけ忙しいと、自ら考えて行動できている子供ってどれほどいるのだろう‥そんな風にも思います。まぁ、学年にもよるかと思いますが、
さすがに、低学年で自らタイムマネージメントって無理です。
”色々習う”
って、勿論良い事なのですが、デメリットもあります。
色々習うことによって、知識を増やす、身につけさせることは
本当にいいことなのですが、
それが子供の”自信”につながっているかは別の話なのです。
ここがポイントです。
色々習うことにより、力が分散されます。
当然ながら、習い事を習得するのにそれぞれ時間もかかるわけです。
時間がかかるので、親御さんも心配しますし、やっている本人が不安にかられたり、また徐々に自信がなくなっていきます。
常に習い事に追われ、進度に時間がかかってしまっている子供の共通点が、この自信のなさ。
果たして、これは親が期待していたことなのか…
という想いにかられます。
難しいですよね。
私は、
「色々とやってみることで将来進む道の選択肢を増やしてあげたい」
「我が子のポテンシャルを引き出したい」、など
勿論親御さんの期待も含め理解できます。
が、しかし
多くの習い事で知識を増やす前に
子供に自信を持たせる方がよっぽど大切なのではないかと思うのです。
自信をもった子供たちは、人が変わりますよ。
生活態度もかわってきます。
一方で、多くの習い事で疲弊し、自信のない子供たちは
目の色もまた違います。
習い事は、ご家庭の教育方針もあるかと思うので、
多種多様で良いかと思いますが、
とにかく、子供には自信をつけさせてほしい、
そう切に願うんです。