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意に沿わない修正指示を受けた時にデザイナーがすべきこと

作ったデザインに対してレビューをもらう際、
「AではなくBという表現方法にしてほしい」
と具体的な変更案を指示されることがある。




このようなとき、デザイナーが頭の中で、
Bは〜という理由で不適切だから、Aの方がいいんだよなあ
と思うことはよくある。





そんな場合、どうするか?




「Bは〜という理由で不適切だから、Aの方がいいです。」
とその場で説き伏せるデザイナーもいる。

なぜ不適切なのか?と理由を説明している分、誠実といえば誠実なのかもしれない。




しかし、私が依頼する側にいたときよく思っていたのは






理屈は分かったけど、一度ものを見せてくれ





だから私はデザイナーとしてこういったレビューを貰った際は、


「私の意見としては〜という理由でAがいいと思うのですが、一旦作ってみます。実際に見比べながら検討できればと思います。


と、意見は伝えた上でBのパターンも作る。




そして作ったAとBのパターンを両方見せながら、着地点を決めていく。

※やっぱり作ってみたらBの方が良かったとデザイナーの自分が寝返ることも全然ある。人間誰しも「自分の意見は正しい」というバイアスがあるので…








人類全員、自分自身が納得した上で意思決定したい。




その「納得」を形成するにあたり、
理論や理屈を言葉で説明される」ことと、
自分の目で見て感覚で理解する」のは

どちらが大きい力を持つだろうか




デザインってプログラミングみたいに「動くか動かないか」の世界じゃないから、成果物だけじゃなくてゴールまでの道筋を自分でデザインする方法も学ばないといけないんだよなあ。

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