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えねーちけーアーカイブス #137 あるいは猿でいっぱいの浜

 ながちろのオンライン作品を掘り出して再利用しようというNながしろさんH恥のK掻き捨てアーカイブス。第137回は「あるいは猿でいっぱいの浜」。

 ニセ旅行記だ。久々に読んだけど自分でも面白く書けている。
 一人称と三人称の問題があって、何も制約をかけなければ一人称が一番描きやすいのであった。肉眼で見たものに脳のバグを乗せて文章化していくスタイル。つまり「現象を追う」――ほら、文章化すると、いかにも怠惰でございましょ? こうすると惰性でも出来る。1000字くらいならばいくらでも書ける。
 これが三人称となると、それぞれのキャラクターを立ち上げて、性格をつけ、それぞれの欲求ウォントを設定して――ああ、急に面倒くさくなってきた。肉眼で見える表面を描写するのとは根本的に書ける手間が異なるのであった。が、やっている。サンプル元としては初期の「わしらはあやしい探検隊」的な。もっとこういうことをやったほうがいい気もする。やるか。

 波の間に間に猿が飛ぶのは絵面としてもおもしろうござる。
 ニセ旅行記、またやろう。

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ながちろ
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