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【第二外国語の理解が進みやすい理由】
なんとなく、最近のイタリア語の学習は、朝起きてブログの作業をした後に、文法書を数ページ読むという形になっている。ものの10分ほどなので、劇的にイタリア語が上達するとは思っていないが、何もしないよりは少し読めるようになった気がする。
イタリア語の文法を勉強していると、英語の文法と似ている部分があり、ラテン語とゲルマン語の違いこそあれ、元をたどれば共通の言語的ルーツを持っているのだと感じることが多い。
特に、英語でいう that などの関係代名詞のように、それ自体では意味を持たないが文をつなぐために必要な語がイタリア語にも出てくる。こうした「道具のような単語」は、日本語にはないと改めて感じた。
関係代名詞などの文法を理解するうえで、英語の知識が大いに役立っているのは間違いない。一つの外国語をある程度のレベルまで習得すると、第二外国語の習得が楽になるというのは、まさにこういうことなのだと再認識した。
同じアルファベットを使うことが学習しやすい要因であるのはもちろんだが、文法の勉強がある程度必要であることや、人がどのように言語を習得していくのかといった経験に基づく方法論の理解も、学習を助けているに違いない。
また、Google検索ではイタリア語の文法を的確に説明しているページを見つけるのが難しいが、ChatGPTに文章を入力して「文法的に説明してください」と頼むと、完璧に解説してくれる。語学学習こそ、AIの恩恵を最も受けている分野なのだとつくづく思う。
イタリア語はまだまだ分からないことばかりだが、コツコツ続けること自体が楽しい。さらに、「覚えなければならない」というプレッシャーがないのが逆に良く、習慣として気楽に楽しめているのもいい。これからも続けていきたいし、いつかイタリアに行ったとき、少しでも現地の文字を読めたら、どんなに楽しいだろうかと想像している。