BG1, コランとブリエルバラの対話
<浮気なエルフのコランは、バルダーズゲートで昔の恋人ブリエルバラにバッタリ出くわしてしまう>
ブリエルバラ
「コラン!じゃあんた、この街に戻ってきたってわけね、この臆病者!どうして帰ってきたのさ?甘い言葉で誘惑してだます新しい女の子を探しに来たのかい?ご自分に娘がいるってことは知りたいと思わないかい?」
コラン
「俺に娘が?そいつは、それは…それはその…素晴らしい」
ブリエルバラ
「あんたのお遊びが実を結んだのに驚いたかい?あたしの亭主は生まれた娘がハーフエルフだと知って、怒ったなんてもんじゃないよ。ヤゴはもうカンカンで、実際あたしを殺すところだった。あんたが覚えてるか知らないけど、ヤゴはあれでも力のある魔法使いなんだ。それであたしたちの娘に早死にするよう呪いをかけたんだよ。かわいいナマラは1歳の誕生日も迎えられそうにない。その呪いを打ち消す呪文は知ってるがあたしには教えないって、やつはほくそ笑むんだ。あんたはあの子の父親なんだから、コラン、あんたやつの所に行って、呪いを消す呪文をやつから聞き出して来てちょうだいよ!」
コラン
「ナマラっていうのか。呪いだって、どんな?ちょっと落ち着いて、俺にー」
ブリエルバラ
「ヤゴは毎晩ロウ・ランタン(盛り場に改装した船の名)で過ごしてるのよ。お上品に取り繕ってるがケチな淫売宿さ。ヤゴはあたしの所を出ていってからずっとそこで過ごしてる。船の中のどこかに部屋を借りてるんだ。やつの呪文書を見つけてあたしに持って来ておくれ。術式がわかれば、呪いを逆転させて消すことができるはずだから」
コラン
「承知した。俺の…ええと、その、…娘のためとあれば。そういうわけだが、友よ、俺といっしょに来てくれるかな?来てくれなけりゃ、俺ひとりでやらなきゃならんから」
主人公
「もちろん、お手伝いするわよ」
ブリエルバラ
「やり終えたら、スプラージング・スタージョン・インに会いに来てちょうだい。あと何日かはそこにいるから」