趣味のバルダーズゲート2プレイ翻訳

バルダーズゲート2(BG2EE)の英語版の面白そうな所の翻訳(自己流)。BGEEも少しあります。BGEE拡張シナリオのシージオブドラゴンスピア(SoD)のは→https://note.com/nezumigame/

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マガジン

  • デアルニス・キープとトレードミート(及びドルイドの森)

    トレードミート:シティゲート地区で、トレードミートの使者から街の野生動物襲撃の問題の調査を引き受けると、マップが開放されます。 デアルニス・キープ:スラム地区でナリアお嬢様の依頼を受けるとマップが開放されます。

  • コンパニオン・クエスト#1

    ヤン、ニーラ、アノメンのコンパニオン・クエスト。各クエストの成り行きはプレイヤー次第、ここのは一例です。

  • コンパニオン・クエスト#2

    ケルドーン、ヴァリガー、ラサードのコンパニオン・クエスト。各クエストの成り行きはプレイヤー次第、ここのは一例です。

  • 仲間同士の会話(バンター)

    PTメンバー(主人公含む)同士のお喋り、その他。

  • アスカトラ:テンプル地区(及び下水道)&ガヴァメント地区

    テンプル地区:寺院の区域なので抹香臭いかと思いきや、坊さんに子供の認知を迫る女性やナンパに精を出す詩人などもいます。 ガヴァメント地区:高級住宅地。上流階級のはしたなさが会話の端にうかがえます。

最近の記事

BG2, SoA, *ファイターの本拠地クエスト*その一の②、商人は事後処理に満足する

<①の続き。自力でやりたい人はネタバレ注意!> トルマス 「お主の領地の南外れの街道を、盗賊どもが横行しとるのだ!盗賊どもだ!わしは十年このかたわしの隊商をこの地方から通らしとるが、こんな所に盗賊が出たなど聞いたことがない!」 「お主はこの地方の安全の責任者だろうが…あの悪魔めらはわしの隊商に火をつけて、わしの荷を根こそぎ奪いよった!わしはこの損害の弁償と、やつらを能う限り速やかに殲滅するとの確約を要求する!」 「もしそうしなければ…もしわしの言うことを聞き流すなら、わしは

    • BG2, SoA, *ファイターの本拠地クエスト*その一の①、略奪された商人の訴え

      <ファイターの本拠地クエストの第一弾。自力でやりたい!という人はネタバレ注意!> 家令 「いらっしゃいまし、御前さま。実は、トルマス・ベンデリアという名の商人が立腹しておりまして、あなた様に会わせろとずっと言っておるのでございますが」 「どうやら、彼の隊商がこの地域を通過する時に盗賊どもに略奪されたことについてのようで。しかし、こちらのお主以外の者には話さぬと言い張っておりまして」 「この者はこのあたりでは名の通った商人でございます。わたくし、彼はこの辺の地権者、それも一箇

      • BG2, SoA, 城主への就任②、レディ・デルシアは悪口を吐いて出て行く

        <①の続き> 家令 「デアルニス卿はご先祖の方々ご同様、領民とはいつもうまくいっておられました。ここは平穏な土地でございます…常の時は。問題になるようなことはほとんど起こるまいと、わたくし存じます」 主人公 「なら、そろそろお暇するわ」 家令 「仰せのままに、レディ・<主人公>。もしお泊りならば寝室がご用意してございます*。また、ご友人の方々にもご準備ができます」 「レディ・ナリアは、もちろん、こちらの元のお部屋にお留まりになります。もしお話されたいなら、そちらに向かえばお

        • BG2, SoA, 城主への就任①、家令の説明

          <デアルニス城にて。ナリアから領主の名義を授けられた主人公は、城を管理する家令から、詳しい説明を受ける*ファイターの本拠地クエスト> 家令 「ご機嫌麗しゅう…御前さま。わたくし、その、ナリアさまから、あなた様がお城と周りの領地の新しいご主人になられると伺いましたが、左様でございましょうか?」 主人公 「そう、その通り」 家令 「よろしゅうございます。わたくし、このお城の家令の者でございます。デアルニス卿のご時世にはそのようにお仕えして参りました。あなた様にも同じようにお仕え

        マガジン

        • デアルニス・キープとトレードミート(及びドルイドの森)
          26本
        • コンパニオン・クエスト#1
          60本
        • コンパニオン・クエスト#2
          28本
        • 仲間同士の会話(バンター)
          39本
        • アスカトラ:テンプル地区(及び下水道)&ガヴァメント地区
          36本
        • ***バルダーズゲート2に出てくる固有名詞について***
          1本

        記事

          BG2, SoA, ナリアの提案②、主人公は名義上の城主になる

          <①の続き> 主人公 「話を続けて。結婚を避けるためどうしようというの?行方をくらますとか?」 ナリア 「いいえ。古い伝統をうまく利用しようというのは、城の当主が亡くなった時には、勇者がその後を継ぐ、という仕来りのことよ」 「あなたは武勇の達人。イサエアにとっては厄介な目の上のコブになるわ。あなたにここの城主を名乗ってほしい。名目上のよ、で私はあなたの監督下にあるという格好にする」 「上に立つ人物を決めるのは、私の相続人としての正当な権利。私じゃローナル家に太刀打ちできない

          BG2, SoA, ナリアの提案②、主人公は名義上の城主になる

          BG2, SoA, ナリアの提案①、ナリアは許嫁との縁を切ろうと計画する

          <デアルニス城にて。侵攻してきたトロル軍は撃退したものの、城主でナリアの父だったデアルニス卿は残念ながらすでにトロルに殺された後だった。デアルニス家の唯一の相続者であるナリアは今後について思い悩む*ファイターの本拠地クエスト> ナリア 「ごめんなさい、私、ちょっと時間を取って考えをまとめないと。あなたはとてもよくしてくれた。さあ、私に可能なだけの報酬を払わせて、それで…それで…」 「ああ、いえ…その、もう少しここに残ってもらうわけにはいかないわよね?私ほんとに助けが…だめだ

          BG2, SoA, ナリアの提案①、ナリアは許嫁との縁を切ろうと計画する

          BG2, SoA, トロルのボス・トーガルとの対戦、謎の黒幕

          <デアルニス城地階にて。地階の閉ざされた扉の向こう、かつての礼拝堂で、主人公らは城を侵略したトロルたちのリーダー、トーガルを発見した> トーガル 「(クンクン、クンクン)臭う!臭うだ…貴様、グルルル、トーガルから隠れる、できん!」 主人公 「お前みたいなクズから隠れたりするもんですか。戦って死になさい、勇気があるのなら!」 トーガル 「貴様、グルルル、わしに命令、しない!もっと強い、トーガルに、フグルルル、命令する!貴様、石割り*の群れ、命令する分際か?グワアア?」 主人公

          BG2, SoA, トロルのボス・トーガルとの対戦、謎の黒幕

          BG2, SoA, 我に返ったグレイカス、魅入られていた忠臣

          <デアルニス城にて。主人公は二階のとある部屋に一人の城の衛兵を発見するが、彼は剣を抜いて主人公らに襲いかかってきた。どうやら魔法で操られている様子なので、ディスペルで魔法を解いてあげると我に返ったらしい> グレイカス 「(ウーン…)な…何がどうなって?ここで一体何が?」 主人公 「あなたは魅了されてたんですよ、きっと。トロルどもに…」 グレイカス 「ええ…ええ、思い出しました。おぞましい…おぞましいことです!おお、私をあの魔法から解放してくださって本当にありがとうございまし

          BG2, SoA, 我に返ったグレイカス、魅入られていた忠臣

          BG2, SoA, レディ・デルシア・カーン登場②、ケルドーンはレディ・デルシアをたしなめようとする

          <①の続き。レディ・デルシアのあまりの人もなげな高慢ぶりに、主人公PTの一員で、温厚で老練な騎士のケルドーンも、さすがに苦い顔> ケルドーン 「お言葉ですが、マイ・レディ、わたくしはあなた同様、確かに貴族の血を汲む者だと存じます*…ですが、自分の為したこと以上に、自分に価値を認めようとは思いません。サー・ケルドーン・ファイアカムがご用を承りましょう」 レディ・デルシア 「そうは仰っしゃっても、こういう者らをお仲間に選ぶところで、あなたのお里が知れますわ。身分としてあるべき姿

          BG2, SoA, レディ・デルシア・カーン登場②、ケルドーンはレディ・デルシアをたしなめようとする

          BG2, SoA, レディ・デルシア・カーン登場①、とんでもなく高慢な奥方、喜んで退散する衛兵

          <デアルニス城にて。城を占拠したトロルやユアン−ティを撃退しながら二階に上った主人公PTは、とある部屋で、生き残ったらしい城方の衛兵に出会うが…> デアルニス城衛兵 「止まれ!どうやってここまで来た?!何者だ?!」 主人公 「私は<主人公>…ナリアに雇われて、この城から侵入者どもを退治してる」 衛兵 「おお!神よ、感謝いたします!あんた…あんたにお会いしてわしがどれだけホッとしたか、とてもおわかりになりますまいな。ここに閉じ込められて、トロルどもと戦って苦労しただけでない…

          BG2, SoA, レディ・デルシア・カーン登場①、とんでもなく高慢な奥方、喜んで退散する衛兵

          BG2、SoA、デイルソンと主人公の対話②、食い意地の張った土掘り虫

          <①の続き> 主人公 「ここにはどれくらいトロルがいると思う?」 デイルソン 「30匹くらいかな。リーダーらしいでかいやつが一匹いた。俺は見えないように引っ込んでたが、そいつが”ユアン-ティ*”とかいうのにも命令してるのが聞こえた。そいつらの方は何匹いるかわからん」 主人公 「じゃあこれでよし、と。ひとつ片付けてくるとしますか。巻き込まれないよう気をつけてて」 デイルソン 「俺はこのままここにいるよ。気にかけてくれてありがとうな。今の所やつらがわざわざ俺にちょっかいかけに来

          BG2、SoA、デイルソンと主人公の対話②、食い意地の張った土掘り虫

          BG2、SoA、デイルソンと主人公の対話①、淡々たる召使いデイルソン

          <デアルニス城にて。ナリアからの依頼による、デアルニス城を侵略したトロルを退治するクエスト。彼女の指図に従って城の隠しドアから中に潜入した主人公らは、会うようにと言われていた城の召使いデイルソンを発見する> デイルソン 「あ?あんたらは誰だい?裏口を通ってきたのか、え?きっとそうだろうな。表口にゃトロルとヘビがいっぱいいるし。で、ここで何をやってるんだ?」 主人公 「心配しないで。助けにきたのよ」 デイルソン 「あんたが?俺を助けに?俺なんかつまらんもんだぜ。トロルでさえそ

          BG2、SoA、デイルソンと主人公の対話①、淡々たる召使いデイルソン

          アノメンのクエスト#4③、夢がかなったアノメンは幸せいっぱい

          <②の続き。晴れて一人前の騎士として叙任されたアノメンは見るからに幸福そうなようす> アノメン 「これぞまさに最良の日だ、我が友よ」 主人公 「あなたほんとにご満悦ね、アノメン。騎士になれたのがそんなに嬉しいのね」 アノメン 「そうだとも。充実感で一杯だ。夢がほんとにかなったとなれば、誰だって歓喜するしかない。だから言うのさ、これぞまさに最良の日だと」 *もし、これ以前に父の言う通り証拠不十分なままサエルクを血祭りに上げていると、法と秩序を重んじる騎士団には入れてもらえず

          アノメンのクエスト#4③、夢がかなったアノメンは幸せいっぱい

          アノメンのクエスト#4②、アノメンは騎士昇格の裁定を受ける

          <①の続き。アノメンはレディエント・ハート騎士団のホールに赴き、(なぜか主人公ともども)団長のもとにまかり出て、謹んで騎士裁定の判決を受ける> ウェサレン団長 「アノメン・デルリン、コーとモイララ*の息子よ、御身は正義に身を捧げんとて我が前にあるか?御身は道義に奉仕せんとて我が前にあるか?」 アノメン 「然り、騎士団長どのよ。わたくしは正義と道義への奉仕に我が身命を捧げんとて御前にあります」 ウェサレン団長 「アノメン・デルリン、御身は騎士にならんとて我が前にあるか?」 ア

          アノメンのクエスト#4②、アノメンは騎士昇格の裁定を受ける

          アノメンのクエスト#4①、アノメンの騎士昇格審査の時が来る

          <妹が殺されてからしばらくの後、PTが冒険先からアスカトラに帰ってくると、ひとりの立派な騎士がアノメンの名を呼んで彼を引き止めた> ライアン・トロール卿 「盾持ちのアノメンよ、ひと言お話ししたい」 アノメン 「何のご用でしょうか?」 トロール卿 「私はライアン・トロール卿と申す者。レディエント・ハート・モスト・ノーブル騎士団のパラディンだ。トーム*の御名にかけて、御身を歓迎する」 アノメン 「こちらこそ。裁定の時が来たのですか?」 トロール卿 「まさしく。団長殿の名により、

          アノメンのクエスト#4①、アノメンの騎士昇格審査の時が来る

          アノメンのクエスト#3②、アノメンは涙を呑んで事件から手を引く

          <①の続き。判事の話を聞いて、証拠不十分な相手に報いは求められないとアノメンは諦める> アノメン 「できるものなら、父のところに戻ってこれが一番いい方法なのだと納得させたいものだが。しかし、父は私に会おうとすらするまい。父は頑なで品性下劣な男だ。いずれは、恐らく、これが正しいことだと父にもわかる時が来るだろう」 「少なくとも…私はそうなることを祈る。あああ、<主人公>…ではあなたの使命に戻ろう、そしてこの事件を後にしよう。私はこの後味の悪さを一刻も早く忘れたい」 *あれだ

          アノメンのクエスト#3②、アノメンは涙を呑んで事件から手を引く