趣味のバルダーズゲート2プレイ翻訳

バルダーズゲート2(BG2EE)の英語版の面白そうな所の翻訳(自己流)。BGEEも少し…

趣味のバルダーズゲート2プレイ翻訳

バルダーズゲート2(BG2EE)の英語版の面白そうな所の翻訳(自己流)。BGEEも少しあります。BGEE拡張シナリオのシージオブドラゴンスピア(SoD)のは→https://note.com/nezumigame/

マガジン

  • デアルニス・キープとトレードミート(及びドルイドの森)

    トレードミート:シティゲート地区で、トレードミートの使者から街の野生動物襲撃の問題の調査を引き受けると、マップが開放されます。 デアルニス・キープ:スラム地区でナリアお嬢様の依頼を受けるとマップが開放されます。

  • コンパニオン・クエスト#1

    ヤン、ニーラ、アノメンのコンパニオン・クエスト。各クエストの成り行きはプレイヤー次第、ここのは一例です。

  • コンパニオン・クエスト#2

    ケルドーン、ヴァリガー、ラサードのコンパニオン・クエスト。各クエストの成り行きはプレイヤー次第、ここのは一例です。

  • 仲間同士の会話(バンター)

    PTメンバー(主人公含む)同士のお喋り、その他。

  • アスカトラ:テンプル地区(及び下水道)&ガヴァメント地区

    テンプル地区:寺院の区域なので抹香臭いかと思いきや、坊さんに子供の認知を迫る女性やナンパに精を出す詩人などもいます。 ガヴァメント地区:高級住宅地。上流階級のはしたなさが会話の端にうかがえます。

最近の記事

BG2, SoA, レディ・デルシア・カーン登場②、ケルドーンはレディ・デルシアをたしなめようとする

<①の続き。レディ・デルシアのあまりの人もなげな高慢ぶりに、主人公PTの一員で、温厚で老練な騎士のケルドーンも、さすがに苦い顔> ケルドーン 「お言葉ですが、マイ・レディ、わたくしはあなた同様、確かに貴族の血を汲む者だと存じます*…ですが、自分の為したこと以上に、自分に価値を認めようとは思いません。サー・ケルドーン・ファイアカムがご用を承りましょう」 レディ・デルシア 「そうは仰っしゃっても、こういう者らをお仲間に選ぶところで、あなたのお里が知れますわ。身分としてあるべき姿

    • BG2, SoA, レディ・デルシア・カーン登場①、とんでもなく高慢な奥方、喜んで退散する衛兵

      <デアルニス城にて。城を占拠したトロルやユアン−ティを撃退しながら二階に上った主人公PTは、とある部屋で、生き残ったらしい城方の衛兵に出会うが…> デアルニス城衛兵 「止まれ!どうやってここまで来た?!何者だ?!」 主人公 「私は<主人公>…ナリアに雇われて、この城から侵入者どもを退治してる」 衛兵 「おお!神よ、感謝いたします!あんた…あんたにお会いしてわしがどれだけホッとしたか、とてもおわかりになりますまいな。ここに閉じ込められて、トロルどもと戦って苦労しただけでない…

      • BG2、SoA、デイルソンと主人公の対話②、食い意地の張った土掘り虫

        <①の続き> 主人公 「ここにはどれくらいトロルがいると思う?」 デイルソン 「30匹くらいかな。リーダーらしいでかいやつが一匹いた。俺は見えないように引っ込んでたが、そいつが”ユアン-ティ*”とかいうのにも命令してるのが聞こえた。そいつらの方は何匹いるかわからん」 主人公 「じゃあこれでよし、と。ひとつ片付けてくるとしますか。巻き込まれないよう気をつけてて」 デイルソン 「俺はこのままここにいるよ。気にかけてくれてありがとうな。今の所やつらがわざわざ俺にちょっかいかけに来

        • BG2、SoA、デイルソンと主人公の対話①、淡々たる召使いデイルソン

          <デアルニス城にて。ナリアからの依頼による、デアルニス城を侵略したトロルを退治するクエスト。彼女の指図に従って城の隠しドアから中に潜入した主人公らは、会うようにと言われていた城の召使いデイルソンを発見する> デイルソン 「あ?あんたらは誰だい?裏口を通ってきたのか、え?きっとそうだろうな。表口にゃトロルとヘビがいっぱいいるし。で、ここで何をやってるんだ?」 主人公 「心配しないで。助けにきたのよ」 デイルソン 「あんたが?俺を助けに?俺なんかつまらんもんだぜ。トロルでさえそ

        BG2, SoA, レディ・デルシア・カーン登場②、ケルドーンはレディ・デルシアをたしなめようとする

        マガジン

        • デアルニス・キープとトレードミート(及びドルイドの森)
          18本
        • コンパニオン・クエスト#1
          60本
        • コンパニオン・クエスト#2
          28本
        • 仲間同士の会話(バンター)
          39本
        • アスカトラ:テンプル地区(及び下水道)&ガヴァメント地区
          36本
        • ***バルダーズゲート2に出てくる固有名詞について***
          1本

        記事

          アノメンのクエスト#4③、夢がかなったアノメンは幸せいっぱい

          <②の続き。晴れて一人前の騎士として叙任されたアノメンは見るからに幸福そうなようす> アノメン 「これぞまさに最良の日だ、我が友よ」 主人公 「あなたほんとにご満悦ね、アノメン。騎士になれたのがそんなに嬉しいのね」 アノメン 「そうだとも。充実感で一杯だ。夢がほんとにかなったとなれば、誰だって歓喜するしかない。だから言うのさ、これぞまさに最良の日だと」 *もし、これ以前に父の言う通り証拠不十分なままサエルクを血祭りに上げていると、法と秩序を重んじる騎士団には入れてもらえず

          アノメンのクエスト#4③、夢がかなったアノメンは幸せいっぱい

          アノメンのクエスト#4②、アノメンは騎士昇格の裁定を受ける

          <①の続き。アノメンはレディエント・ハート騎士団のホールに赴き、(なぜか主人公ともども)団長のもとにまかり出て、謹んで騎士裁定の判決を受ける> ウェサレン団長 「アノメン・デルリン、コーとモイララ*の息子よ、御身は正義に身を捧げんとて我が前にあるか?御身は道義に奉仕せんとて我が前にあるか?」 アノメン 「然り、騎士団長どのよ。わたくしは正義と道義への奉仕に我が身命を捧げんとて御前にあります」 ウェサレン団長 「アノメン・デルリン、御身は騎士にならんとて我が前にあるか?」 ア

          アノメンのクエスト#4②、アノメンは騎士昇格の裁定を受ける

          アノメンのクエスト#4①、アノメンの騎士昇格審査の時が来る

          <妹が殺されてからしばらくの後、PTが冒険先からアスカトラに帰ってくると、ひとりの立派な騎士がアノメンの名を呼んで彼を引き止めた> ライアン・トロール卿 「盾持ちのアノメンよ、ひと言お話ししたい」 アノメン 「何のご用でしょうか?」 トロール卿 「私はライアン・トロール卿と申す者。レディエント・ハート・モスト・ノーブル騎士団のパラディンだ。トーム*の御名にかけて、御身を歓迎する」 アノメン 「こちらこそ。裁定の時が来たのですか?」 トロール卿 「まさしく。団長殿の名により、

          アノメンのクエスト#4①、アノメンの騎士昇格審査の時が来る

          アノメンのクエスト#3②、アノメンは涙を呑んで事件から手を引く

          <①の続き。判事の話を聞いて、証拠不十分な相手に報いは求められないとアノメンは諦める> アノメン 「できるものなら、父のところに戻ってこれが一番いい方法なのだと納得させたいものだが。しかし、父は私に会おうとすらするまい。父は頑なで品性下劣な男だ。いずれは、恐らく、これが正しいことだと父にもわかる時が来るだろう」 「少なくとも…私はそうなることを祈る。あああ、<主人公>…ではあなたの使命に戻ろう、そしてこの事件を後にしよう。私はこの後味の悪さを一刻も早く忘れたい」 *あれだ

          アノメンのクエスト#3②、アノメンは涙を呑んで事件から手を引く

          アノメンのクエスト#3①、判事との話、サエルクは証拠不十分

          <復讐を押しつける父を振り切って家を出たアノメンは、政庁を訪れて判事バイランナに会う> バイランナ 「ようこそ来られました。お手伝いできることがありますか?」 アノメン 「ええ、判事どの。私の妹のモイラ・デルリンの殺人事件について知りたいのです」 バイランナ 「ああ…あなたはきっとコー殿のご子息ですね。アノメンさん、でしたかしら?申し訳ありませんが、あなたのお妹さんの死についてお話できることはほとんどないのです」 アノメン 「それはどういうことです?サエルクが殺人に関係して

          アノメンのクエスト#3①、判事との話、サエルクは証拠不十分

          アノメンのクエスト#2⑥、アノメンは一家との縁を切られる

          <⑤の続き> アノメン 「それはあんまりでしょう、父上…」 コー 「黙れ!いま出て行くなら、貴様はもう永遠にここの一家の者じゃない。この一家から追い出された名無しの野良犬だ。わしの足元にうずくまらせてはおかん」 アノメン 「私の人生はずっとあなたの足元に犬のようにうずくまって過ごすことでしたよ。さようなら、父上。たぶん飲み過ぎで亡くなられる前にお目にかかる時があるでしょう」 コー 「貴様はクズだ!クズだ!」 アノメン 「さあ、<主人公>、行くとしよう…”カウンシル・オブ・シ

          アノメンのクエスト#2⑥、アノメンは一家との縁を切られる

          アノメンのクエスト#2⑤、アノメンは父親と訣別する

          <④の続き。アノメンの父コーの恐るべき毒親ぶりが全開に😱> コー 「邪悪を打ち倒すことはただの人殺しとはわけが違うぞ。お前がなりたがってる騎士どもも、そういう使命を果たしてるだろうが?」 アノメン 「あなたがやれと言ってるような方法ではやりません。我々はこの件を判事に告発するべきです。あなたが我々を巻き込もうとしている暴力の応酬の環を断ち切るには、この方法しかない」 コー 「バカな餓鬼だ!判事は何もするもんか。あの女はサエルクの手下だ!」 アノメン 「バイランナ・イアヌリン

          アノメンのクエスト#2⑤、アノメンは父親と訣別する

          アノメンのクエスト#2④、アノメンは復讐を拒むことを決意する

          <③の続き> アノメン 「もしサエルクが妹を殺したのなら、むろん私は彼女の死に対して復讐しなければなるまい。だが、騎士団の信条では、復讐が目的の殺害は殺人罪に当たると定められている。私はどうするべきかわからない」 主人公 「復讐という考えに判断を曇らされてはいけないわ。復讐目的に殺すのは、人殺しよ。サエルクは公正な裁きの場に立たされなければならない、そしてそれを確実に行うことこそあなたの役目だわ」 アノメン 「あなたの言うことには理がある。しかし、父が言ったように、妹を殺し

          アノメンのクエスト#2④、アノメンは復讐を拒むことを決意する

          アノメンのクエスト#2③、コーはサエルク殺しをアノメンに命じる

          <②の続き> コー 「わしがみんな失くしたというのも、お前が家族を見捨てたからだ。お前が家から逃げ出したりしてなけりゃ、モイラだって死なずにすんだろうに。お前はここにいなきゃならんかったのだ!あの子をならず者から守るために!」 アノメン 「すみません。私は…そんなこととは知らなかったので…」 コー 「お前はここにいなきゃならんかったんだ、アノメン。絶対そいつを忘れるな!もうあの子は助けてやれん。だが、お前にはまだやらにゃならんことがある、アノメン」 アノメン 「何ができると

          アノメンのクエスト#2③、コーはサエルク殺しをアノメンに命じる

          アノメンのクエスト#2②、コーは全てを商売敵サエルクのせいにする

          <①の続き> アノメン 「それを口にするな。そのことは前にも話し合ったはずだ。私はそれをもう一度聞く忍耐は持ち合わせていない」 コー 「わしが説教する時にゃお前はじっと聞いてるんだ、アノメン。父親を敬いな、ヒヨッコ騎士どん。わしゃまだこの一家の主だぞ。お前はわしの言う通りしてろ!」 アノメン 「ええ、父上…ついカッとなってしまいました。すみません」 コー 「ずいぶん長いことここに来なかったもんだな。父親に会いにもっと帰ってきてもよかりそうなもんだに」 アノメン 「父上、モイ

          アノメンのクエスト#2②、コーは全てを商売敵サエルクのせいにする

          アノメンのクエスト#2①、父子の対話、酔いどれ親父コー

          <妹の死の急報に接したアノメンは、主人公らと実家に帰って父親と対面するが、この父親は、傍目から見てもどうしようもないアル中親父なのがアリアリ> デルリン家の門番 「アノメンさま!お帰りなさいませ。中でお父上がお待ちです。台所で、酒浸りになって」 アノメン 「私に怒ってるかね?」 門番 「ええ、殿。相変わらずです。お妹さまが…お亡くなりになられてからは、いっそうひどくなりました」 アノメン 「そうだろうと思った。私に癇癪をぶちまけたいならそうするがいいさ。私ももう子供ではない

          アノメンのクエスト#2①、父子の対話、酔いどれ親父コー

          アノメンのクエスト#1、アノメンに悲報が届く

          <アノメンの個人クエストは、彼をPTに入れて一定の日数が過ぎると彼の父親から使いがやって来て始まります(アスカトラにいないと使いは来ない)。このクエストは進め方如何でアノメンの将来が大きく変わるので要注意、また彼とロマンスをしているとさらに続きが準備されています。基本は戦闘なしで会話が主体、時間もかかりません> テルル 「アノメン・デルリン、コー・デルリンの息子殿、私は悪い知らせの使者として参りました。あなたのお父上はあなたに屋敷に戻るようお求めです」 アノメン 「悪い知ら

          アノメンのクエスト#1、アノメンに悲報が届く