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BG2, SoA, エルダリスとケルドーンの対話、騎士になったわけ

〈エルダリスは異世界出身の詩人(バード)にして舞台俳優、ケルドーンはこの大陸で有数の騎士団の一員にしてその筆頭と目される誉れ高きベテランのパラディン〉

エルダリス
「ケルドーン、我が忠誠なる猟犬殿…あなたがパラディンになったのは、ともかくどういう次第だったんです?」
ケルドーン
「実際のところ、いたって散文的さ。私の母は貴族の出身で、父は高位のクレリックだった。父の跡を継ぐことも考えられたんだが、聖騎士の魅力にあこがれたんでね」
エルダリス
「ああ、ならば老人がよく言うことは真実だったわけだ。”生まれはおもてに表れる”と」
「あなたはご両親の血の最高の配合にめぐまれ、勇敢に生まれ付き、任務に邁進する。ご両親ふたりの天命は、あなたのあらゆる正義のふるまいにより、明らかに証される!」
「おお、我が必要とする時に限って、インク壺と紙はいずこにありや?」
ケルドーン
「おいおい、エルダリス、あんたの詩の天分は私を実際よりずっと美化してるよ。私は単純な人間さ。単純な決心によって、この地上で自分の道を歩んできただけさ」
「もし万一私のことを筆にするなら、私が覚えておいてほしいと望むことだけを書いてくれたまえ」
エルダリス
「ええ、でもそうしたら、詩の天分はどこで使えばいいんです、騎士殿?おっと…でも待った、<主人公>が僕たちのお喋りにイラついてるらしい。それじゃこの話は後にしましょう」

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