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BG1, チェイスと主人公の会話、自殺願望のお坊っちゃん

<ライオンズ・ウェイにて。主人公は崖っぷちに立って飛び込みそうにしている若者に声をかける>

チェイス
「こんちは…ふうん…僕は、僕にこれ以上近づかないでくれって言うつもりだったけど、どうやらそう言っても聞いてはくれなさそうだね?うむ、それでも、決まりは守るべきだろうな。それ以上近づくな、ここから飛び込むぞ!さ、聞こえただろ、本気だぞ。だから…絶対…それ以上近づくな。僕を止めようとしてもムダだぞ!」
主人公
「わかった」
チェイス
「わかったって…?君、何も手出ししないのか?何てことだ。君は…僕の生きる意志にそんな絶対の信頼を寄せてるのか。今までひとりもそこまで僕を信頼する者はいなかったぞ、どんな人も!マミーでさえも!何も言わず僕を信じてくれてほんとに感謝するよ!僕は生きるぞ!僕は断然生きてやるぞ!あっ、いかん!マミーが書き置きを見つける前にうちに戻らなきゃ!あれを読んだら卒倒しちゃうぞ。マミーのいつものカクテルを執事にそう言ってダブルで作らせて、僕の新たなる決意をマミーに語り聞かせるんだ!本当にありがとう。タ、ラ、ラ!再び素晴らしき人生よ!」
<去っていく>
主人公
「どんなバカなの」

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