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BG2, 第2章, 病めるアヴァター③、ヤンの思い出話、酔っ払ったオグマ神

<②の続き*なお、この会話は①、②とは違うPTメンツの時のもの>

主人公
「ご協力しましょう。デヴァイスをお渡しください」
アヴァター
「取るがよい、そして余が信徒らの心に希望の種を植えてやってくれ。今はまだ彼らはそなたの言葉を信ぜぬとしても、そなたが再びここに戻れば、彼らの心にも動くものがあろう」
<主人公、アヴァターからグレート・デヴァイスを受け取る>
ヤン(主人公PTのメイジ/シーフ、ホラ吹き名人のノーム)
「うん、こいつはまったく面白い。わしが最後に神に会った時以上じゃ」
エルダリス(主人公PTのバード、異世界の出身)
「ああ、僕もこのプレーン*に来たとき運良く神の化身を見たことがあるよ。神々が地上を大っぴらにさまよったあの時代*のことだけど。君が言ってるのはどんな形での出会いだったの?」
ヤン
「あれはオグマ神じゃった、知識の神の。もっとも、正確には会ったとは言えんかもしれんな。彼は酔っ払っておって、いとこのローファーの裏庭ですぐ寝込んじまったから。あるいは、ローファーの裏庭の芝生の上で寝込んだと言うべきかな…でっかいアヴァターじゃったよ。大の字になってイビキをかいとった。どうすれば神をこんなに酔っぱらわせられるもんかとわしは不思議じゃった」
ケルドーン(主人公PTのパラディン)
「恥を知れ、ノームめ!オグマは謹厳*な神で、貴様が言ってるようなのとは全然違う。たとえ自分は信じていなくとも、神には敬意を払うものだ。冗談のタネになどするな!」
ヤン
「しかし、本当なんじゃ!顔にヒゲを落書きされとって、下着を肩までめくられてムキダシになっとったよ。誰の仕業かは知らんが、地獄の沙汰の乱痴気パーティーじゃったに違いないて。が、あんたは信じないとあれば…うむ、かわいそうな老いぼれヤンは大いに傷つくじゃろうが、わしにはどうしてやることもできんわい(グスン)かわいそうじゃのう、ヤン・ヤンセン、この大嘘つきめ!(オーイ、オーイ!)」
エアリー(主人公PTのクレリック/メイジ、あどけないエルフ)
「そうね、あなたが神さまを馬鹿にするのをどこまで許せるかはわからないけど、でも、…そう、想像するととってもおかしいわ(クスクス)。ああ、あなたってほんと*悪い*ひとね!」


*異世界、異次元界のこと。ここでは今の冒険の舞台であるマテリアル•プレーン(物質界)。
*D&Dの歴史でいわゆるTime of troubles、”災厄の時”。神々が最高神の怒りによって定命の存在として地上に追放された時期。BG2の時代からはたぶん10年少しくらい前のことだから、記憶してる人(エルダリスは異世界を行き来してるティーフリング種族だからなおさら)もいるわけ。なお、主人公の父の殺戮神バールが殺されたのもこの時。
*「シラフ」の意味もある。

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