BG2, SoA, ラサードとヤンの会話 2、イレズミ除去
<1の続き>
ヤン
「入れる時よりはもっと痛い」
ラサード
「私があなたに尋ねたかったのはー」
ヤン
「それに時間もかかる、おそらくな。わし自身はイレズミの経験はないんじゃが、わしの大叔母のベリルが大の好きじゃった。いくつあっても足りんというくらい。体じゅうどこもかしこもイレズミだらけじゃったが、あげくに牛を何頭も食って、そうやって太ることでさらにイレズミを入れる場所を自分に確保しようとしたのじゃ」
ラサード
「それはー体によくなかったでしょう」
ヤン
「死ぬ時には実に大した見ものになっておったよ、ベリルは。400ポンド(約180キロ。しかも人間でなくノーム)にもなっとった」
「ムザムザ埋葬するには惜しいというんで、わしの叔父は彼女の皮でテントを作った。ノームなら20人以上、ノームでなくても15人は入るという大きさじゃった」
「ただ、イレズミが問題になっての。いくつか不気味なのがあったのじゃ。それで、わしはそれを消す方法を考案したのじゃよ」
ラサード
「とても興味深い話ですねー」
ヤン
「秘訣はカブの絞り汁じゃよ」
ラサード
「私はー私はもう行かなくては」
ヤン
「イレズミが消したくなったら、いつでもわしに言ってくれよ。が、金を少々準備してきてくれな。カブの絞り汁はお安くないからの」