BG2, SoA, ナンパ失敗1
<テンプル地区、夜、レディエント・ハート騎士団のホール前にて。バードのゲーリックは女騎士レディ・イルラーナを口説き落とそうと懸命だが、肝心のセリフはみな後ろのノームの友人シランドに教えてもらっている>
ゲーリック
「レディ・イルラーナ!おお、我が麗しのレディ・イルラーナよ!」
レディ・イルラーナ
「え…ゲーリックじゃないの。何か私に御用かしら、ゲーリック?」
ゲーリック
「わたくしは、その…わたくしは、その…」
シランド
「(わたくしは一個の詩人として、また芸術家として、あなたへの愛を誓いにここに参上しました。わたくしの傷つきやすい愛をお受け取りください、いとしい方。それを手にお取りください、わたくしがあなたのお姿に恍惚とさせられている間に)」
ゲーリック
「わたくしは…一個の詩人として、また芸術家として、…あなたへの愛を誓いに…ここに参上しました。わたくしの傷つきやすい愛をお受け取りください、…いとしい方。それを手に…お取りください、わたくしがあなたのお姿に恍惚とさせられている間に。え…そうだ、その調子…」
レディ・イルラーナ
「まあ…わかりましたわ。そう、どうもありがとう、ゲーリック」
カドリル卿(イルラーナの同僚の騎士)
「(本気かね、イルラーナ?虫酸の走る野郎だぞ!)」
シランド
「(わたくしの元へいらしてください、愛しい方。そして、わたくしに…イテッ!この虫め!待て、バカ、それを言うんじゃない!)」
ゲーリック
「わたくしの…元へいらしてください、…愛しい方。そして、わたくしに…この虫め!いや違った、バカ…そうじゃない…その…」
カドリル卿
「(プッ…えらい褒められようだぞ、きみ)」
レディ・イルラーナ
「仰せまでもないわ」
ゲーリック
「うう…少々失礼させてください…」