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BG2, SoA, ケルドーンとラサードの会話、戦いで闇を払う

<ケルドーンは誉れ高い騎士団の筆頭格のパラディン、ラサードはもと光の宗門サンソウルのセルーネイ(月の女神)を奉ずる宗派に属していたモンク僧>

ケルドーン
「あんたは戦うのが強いな、モンク」
ラサード
「驚きましたか?」
ケルドーン
「少し。セルーネイ*は特に戦闘的な女神というわけではないから。私の覚えている限りでは」
ラサード
「流派によっては―それを規則とするものもあるのです。私はサン・ソウル教団に属する流派です―でした。サン・ソウルの教えは、女神への奉仕に劣らず個人の戦闘能力を重視しています」
ケルドーン
「しかし、あんたは教団に背いたのだろう」
ラサード
「教えには背いていません。組織に背いたのです。私はもうセルーネイの照らす道は歩いていないかもしれません、しかし、光の教義に従って生きることにはなお努めます。光で闇を払うことを目指すと同様、肉体の完璧と精神の高みを目指して、私は怠らず努力していくつもりです」
ケルドーン
「闇を払いたいのなら、もっといい方法がいろいろあるが」
ラサード
「それは、もっと効率的な方法のことでしょう。「いい」となると?何をどう見るかが問題になってきます」


*セルーネイは星々や旅人や彼らへの導きを司る女神で、決して武闘派ではない。

*サンソウルは”光”の追求を信条とする教団で、昔は太陽神(アモーネーター)ひとりを崇めていたが、太陽神が時代の変遷で没落したので、この当時は夜明けの神(ラサンダー)、月の女神(セルーネイ)、美と愛の女神(スーニー)の三者を信仰対象としていた。

*モンクのラサードの哲学重視の態度と、パラディンのケルドーンの理想重視の態度の違いがよく出たひとコマ。

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