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建築界隈VR初心者のための『VRChatワールド作成案内』(3)
アバターつくろうよ
どんどん続けるよ〜
前回はアバターの話で終わったよね
建築の人って生真面目なところがあるから「アバターとかいいから、建築をVR化する話早くしてよ!」っていう人多そう!
それなら今回の記事は飛ばしても全然大丈夫! VRChatにはデフォルトアバターがあるから、例えば人気の「ベニスマン」になればいいと思うよ
でも、断言するけど、一度でもVRChatに行くと「自分のアバターが欲しくて欲しくてたまらない病」に罹患すること間違いなしだよ!!
これからxR(VR・AR・MR等の総称)が一般化する時代を見据えれば当たり前で、自分の外見がなんでもいいハズないよね
結果として、それまで3Dモデリングなんて縁がなかった人たちがこぞって人体のモデリングを始めているのが2018年、やばすぎる…
自作アバターのつくりかた
実はこれを書いている直近、VRに全力を注いでいるドワンゴさんが重大発表をしたよ!
そのなかでVカツさんの「一億総アバター時代!」という言葉があって、3Dアバターの作成コストがこれから秋にかけてグンと下がるよ
そして、おそらくこれからは「VRM形式」という統一規格が主流になっていくはずなので、ひとつVRM形式のアバターを持っていれば複数の現実のなかで同じ自分でいることができるようになるよ〜
そんななかで取り得る選択は、
・フルスクラッチ(ゼロからつくる)
・改変(権利的にクリーンな素体を改変する)
・3Dアバター作成サービスを使う(Vカツ、カスメ、VRoid等)
・販売者から買う
の4つかな? 私、番匠カンナは「ニコニ立体ちゃん(アリシア・ソリッド)」ベースの「改変」で生まれたので、アリシア族だよ!
現状、フルスクラッチはハードルが高く、改変もまぁまぁ大変、下2つはハードルが低め
角ばった建物のモデリングならできる建築民でも、人体をモデリングするって、全く別世界だからね…
で、上2つをやる際に使うのが「Blender」という無料の神モデリングソフトだよ〜(Maya、MetasequoiaもあるけどBlender使用者が最も多い)
フルスクラッチでやってやんよ!!!!っていう人は、とにかくzenさんの動画でBlenderを学んでください zenチルドレンを数百単位で生み出した神講座だよ!
https://www.youtube.com/channel/UCqHa5bmORg-H_EMELJ_ww6g
(私はzenさん知る前だったので、フルスクラッチは無理だ…ってなって改変を頑張った)
アバターのモデリングってどんなことするの?
建築界隈にとってのモデリングと、アバターをモデリングする作業って、正直に言って全然違う!
どう違うかと言うと、以下がBlender上でやることのざっくりとした手順なんだけど…
1)モデリングする
2)UV展開して、テクスチャを描く
3)ボーンを入れる
4)ウェイトペイントでリギングする
5)シェイプキーで表情等のアニメーションをつくる
1)は勝手が違うとはいえモデリングには違いないし、2)もUV展開が鬼門としてもまぁテクスチャの話だから建築に近いかな?
でも3)〜5)は建築にない作業だね!
骨をいれて、ウェイトペイントという「モデルと骨の関連度」の設定をする部分(リギング)、すごく面白いんだけど、とにかく初心者にはキツイ!
だから最初のアバター作成において「改変」はおすすめ! どういうデータ構造になっていて何をしなきゃいけないのか勉強ができるからね〜
ま、結局私は3)も4)もある程度自分でやることになったけど…
というわけで、詳しい作り方は一切ここでは解説しないけど、建築界隈民のググりテクがあれば、解説サイト解説動画はいっぱいあるからなんとかなるよ! がんばれ〜(適当)
VRM形式への出力
晴れてできたアバターは「Unity」という無料のゲームエンジンでVRM形式に出力するよ(VRChatはいまのところVRM形式ではなく独自の設定方法だけど)
そもそも建築界隈のひとがUnityとかUE4などのゲームエンジンを使うことって今まであんまりなかったんだけど、これからxRの時代には「リアルタイムレンダー」や「物理演算」が当然になってくるので、使えて当たり前の時代になるよ
Jw、Vector Works、FormZ、AutoCAD、Rhino+GH、Revit、ArchiCAD…などなど、時代とともに建築学生が使うソフトも変わっていくと思うけど、これからはゲームエンジンも覚えよう 絶対に必須になるから! そして無料だから!!!!!!
大事なことだからもう一回言うけど、Blender、Unity、そして数々の解説動画、全部無料だからね!!!!!!!!
というわけでアバターの話(番外編)は終わり〜
すごい適当さで進んでいくけど、次回からは少し技術的な解説も交えて建築モデルのVRChatワールド化に入っていくよ〜 ばいばい!
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