MixTape「俺たちを呼んでくれ!」
Musicmanは音楽が名刺。
1990年代のPONY CANYONのディレクター時代、同僚で今は雲の上に住んでいる山岸と一緒に、社内限定無料配布MixTapeの企画を始めました。普段、スタッフ間で自分達の担当しているアーティストの音楽のことは日々話しているけど、そもそも自分の音楽のルーツ、趣味の話は意外としないな〜なんてことを考えてました。
Hip Hopの世界では、ノシ上がっていくためのツール、つまり名刺として機能するものとしてMixTapeというのがありますよね。
これをヒントに「自分はこんな音楽が好きです」「こんな曲に影響を受けました」という曲をあらためて情報交換するために、90分テープの片面の45分の<自分のルーツの曲を繋げたNon-Stop Mix>を作って、それをカセットテープにダビングしてスタッフ内で配るという企画をやってたんですよね。
Vestaxのミキサー、Technics SL-1200 MK3が音楽業界人の部屋にはあった時代、、え、なかった? ない人は僕の部屋で操作方法を教えてあげながら、45分のMIX一発録りをして、それをカセットテープに何十本もダビングしてました。
もうそのテープは1本も残ってないんですけど、「俺たちを呼んでくれ Vol.1」を恩田が、「Vol.2」を山岸が担当し、そのあといくつか続けていたんですけど、それが社内で話題になって、結果、法務部に怒られてやめました(^^) 販売はしてませんが、MIXってことは原盤を勝手に加工してた訳だし、私的複製の枠は超えてましたね。
俺たちを呼んでくれNIGHT!
その後、avexへ移ったあとで maxstarの衣川と「俺たちを呼んでくれNIGHT!」略して「オレナイ!」として、この企画をイベント化しました。「1億2千万総DJ化宣言」っていうテーマを掲げて、普段、一緒に音楽の仕事をしている仲間たちに、予め持ち時間20分で指名してDJをしてもらう、DJ経験なんてなくても、どんな曲をかけるかが重要なんです。「え、このアーティスト好きだったの?」とか、新たな発見があって内輪のイベントだったんですけど、凄く面白いイベントでした。しばらくやってないので、そろそろやりますかね〜
今は、これを音楽配信サービスで自分のプレイリストを作り、SNSでシェアすることで、自分の音楽志向の情報交換をすることが可能になってますよね。でもね、もっと単純に、とっとと紙の名刺交換なんてやめて、挨拶する時、スマホのデータ交換で相手のスマホにSNSの接続をするだけでなく、自己紹介プレイリストも送るような名刺交換になるといいと思いません?うん!それがいい!!
to be continued...
YASUHIKO "bang!" ONDA
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