#歌詞
たいくつ 井上陽水 望郷の哀歌
井上陽水さんの歌に感じる「冷たさ」。現実の裏面を射抜く清涼感。等価交換の原則すら顔パスした絶対領域。鑑賞中だけは何者でもないことを赦され、歓迎される。「音楽=自己表現」への最たるカウンター。
春よ、来い 松任谷由実 のぞみとの距離
松任谷由実さんの傑作『春よ、来い』はなんとなく「いまが春」のときに思い出したり聴きたくなったりする歌のように思うのですが、あらためて歌詞をながめてみると、まだどこかでうずくまっている春、記憶のなかにある美しかった春、これからやってくるべき春を思わせます。
ロビンソン スピッツ 純白を汚す風
輪郭ゆらめく美しいアルペジオの浮遊感はまるで目を離すことを許さないかまってちゃん。空も飛べるはず、スパイダーとに渡るパラレルストーリーとスピッツ詩性の端っこを幻視。漂う宇宙船、スピッツよ。