映画「愛なのに」感想
お正月は家でのんびり過ごそうと思ってアマプラで物色、視聴。
淡々とした雰囲気で展開していく作品でしたが、なにか惹き込まれる。役者陣の演技がとても素晴らしいの一言でしょうか。
物語自体は感動するとかスカッとするといった内容ではありませんが見入ってしまう作品でした。
瀬戸康史演じる多田と河合優実演じる岬の関係性が観てる側はほのぼの感じるのですが、当人達以外には違和感なのでしょうね。最後の多田の友人達の反応がリアルでした。たしかに自分の友人が同じような状況だと似たような反応しちゃうかも。
30過ぎのおじさんと16の女子高生のカップリングは中々理解は出来ないよな…。作中では当人達は自分の気持ちが大事だという結論になっているので、作中でそれを否定する事はありませんでしたが。
あと、浮気は男性だけではなく女性も性欲のままやってもおかしくない事だよなと。経験してしまった一花はこの先セックスが下手な旦那とどうしていくんでしょうね。それだけが全てではないけど、「時々でいいから会ってしたい」とまで思ってしまうぐらいには不満が今後も出てくるでしょうし。
このセックスが下手な旦那の件は面白かったですけどね。浮気相手に別れ際に言われたらとても凹みそうなものですが…。
役者陣の演技がとても良かったので観終わったあとは観てよかったなと思う作品でした。
個人的には河合優実さんの芝居が好きだなぁ。ものすごくストレートに主人公にアプローチする姿の純粋さはすごい良かったです。