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ランナーズニーに対応できる力をつけるためのnote

こんにちは!こんばんは!
整体師/パーソナルトレーナーをしている牛窪逸人です。
Xでは毎日身体のこと、認知行動療法など精神療法についてのポストをしています。ぜひ、チェックしてみてください!

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皆さんはランナーズニーをご存じでしょうか??

そもそも担当したことがない
何となく知っているが治療方法が分からない

このような方は多いのではないかと思います。

今回は、ランナーズニーについて徹底的に解説していきます。

ランナーズニーとはその名の通りマラソンやランニングなどをする方に多く発生する障害です。リモートワークが増えたことで運動不足を感じ、運動の一環としてランニングを行う人が増えました。そのため、当院では、膝に違和感を抱えて来院される患者様が増えている状態です。

ランナーズニーは

「大腿筋膜張筋」
「大臀筋」

の2つの筋肉が姿勢不良や股関節の柔軟性や機能性の低下から日常生活動作などの要因が加わり、大腿筋膜張筋のラインに沿って痛み、しびれを引き起こします。

この状態が続くことによってあらゆる日常生活動作にも影響を及ぼし、歩いているだけやひどい場合、脚を地面につく動作だけでも痛みが出るようになってしまいます。せっかく運動を始めても痛みが出てしまい、断念してしまう人が増えているのが現状です。

マラソンなどの長距離ランナーやランナー・サイクリスト・ハイカーなど様々な競技で発生するとされています。


膝関節中間位の場合、腸脛靭帯は大腿骨の隆起(外側上顆)の前方に位置しています。膝関節を屈曲させる際、腸脛靭帯は外側上顆の後方に移ります。

この膝の曲げ伸ばしによって、腸脛靭帯の後方部分とその下の外側上顆が擦れます。膝の曲げ伸ばしを繰り返し行うマラソンやランニング運動では、腸脛靭帯が繰り返し外側上顆に擦れて刺激され、そのストレスが限界に来て腸脛靭帯に炎症が起き痛みが出てきます。要するに膝を酷使するスポーツでも発症することが多いということです。発生の要因はオーバーユースが多いとされています。

過剰なランニング時間やランニング時の走行距離、柔軟性不足(ウォームアップ不足)、疲労の過剰な蓄積、アスファルトなどの硬い路面や下り坂、アウトソールの硬いシューズ、下肢のアライメント不良(内反膝)など、さまざまな要因が想定されます。

色々な原因が複雑に重なって起こることがあるため、様々なことを想定して治療を行っていく必要があります。

このnoteは
臨床経験が浅く、ランナーズニーを担当したことない方
臨床に自信をつけたい方

に向けて執筆しています。
一緒に勉強していきましょう。

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