ばなな式-単語学習法
みなさん、新しい外国語の単語を覚えるとき、
どう覚えていますか?
日本語翻訳を調べていませんか?
今回は独学でTOCFL BandC合格した私の経験談を基に、
効果的な単語学習法を紹介します。
いちばん大事なことは、ずばり
日本語を使わない
ことです。
理由は、
その日本語は現地で役立たないから!!!
大学1年生のとき、台湾の友人と話していて、
”溶接”という単語の中国語がわかりませんでした。
もちろん翻訳を調べることもできたけど、
友人にジェスチャーをしつつ言ってみたんです。
「鐵✊和鐵✊ 貼🤜🤛」(鉄と鉄を くっつける)と。
(今思うとすごく面白いwww)
すると友人は、
「啊~那個叫“焊接(hàn jiē)”」(あ~それは溶接っていうんだよ)
と、単語を教えてくれました。
その単語を知らなくても、
簡単な単語を使ってそれを説明することができれば、
話は通じるんです。
それに、私はこの“焊接”という単語を
自分が覚えた情景とともに記憶しています。
体育の授業の休憩中で、校庭に居て、元彼の話をしていたなあと。
そしてあの拳で!!🤜🤛みたいなジェスチャー(笑)
ただ溶接=“焊接”と覚えるより、何倍も記憶に残っています。
先日予備校時代に書いた、
中国語・ピンイン・日本語が書かれたノートを見返しましたが、
書いたことすら覚えていません。
(書くだけノートとインクと時間の無駄)
だから、日本語から翻訳をして難しい単語を覚えるくらいなら、
知っている単語を駆使して、
その難しい単語を説明できるようにする方がよっぽど役に立つと思います。
例えばある台湾人が”香蕉”というものの日本語を知りたいとします。
「”香蕉”の日本語は何ですか?」と聞かれてもわからないけど
「黄色、長い、甘い、果物、何ですか?」と聞かれたら、
「あ、バナナのことかな?」と想像できると思います。
しかもこの形式だと、なぞなぞみたいで楽しい。
どうせやるなら、楽しいに越したことはないと思う。
私たちが母語である日本語を習得したときは、
別の言語を介さず、
直接、物事と言葉を結び付けています。
だから第二言語もこの方法で学ぶことで、
より自然な言語力が得られます。
私はこの方法で単語量がかなり増えました。
でも、日本語を介していないので、
「その単語日本語でなんて言うの?」と聞かれると、
「日本語でなんて言うかわからん…」となることが多いです。
(日本語もちゃんと勉強します)