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2020/10/25 【子どもは繰り返し言葉が大好き】

「静かな湖畔」の替え歌のコマーシャルが流れるとめちゃくちゃ喜ぶ娘。特に、原曲だと「カッコウカッコウカッコウカッコウカッコウ」の部分で大はしゃぎ。

そういえば、去年もキウイのCM(恋のマイアヒの替え歌)にハマっていた。

どちらにも共通するのは、同じフレーズが繰り返し出てくること。それって、子育てのヒントになるかもと思ったのがこの記事のきっかけ。


①教育テレビは繰り返しのデパート

朝と夕方に放送される幼児向けの教育テレビは、繰り返しフレーズのオンパレードで構成されている。

いないいないばあ

「いないいないばあ」というタイトルにはじまり、ピカピカブーやワンワンパラダイスなど、同じフレーズが何回も登場する曲ばかり。


おかあさんといっしょ

体操曲「からだダンダン」をはじめ、月替わりの歌にも擬音語を繰り返すフレーズが多い。曲のレパートリーが多い分、リズム感と特徴的な繰り返しフレーズで印象づけているイメージ。


コレナンデ商会

コレナンデ商会は、オープニングで「コレナンデ」と「商会」をこれでもかと言うほど連呼する。


と言う具合に、繰り返しフレーズを聞くため、記憶に残りやすい。親も気付いたら口ずさんでいる。むしろ、口ずさまない日がない。流行りの歌よりも、教育テレビの歌が出てくる。



②コトバの技術「リピート法」

佐々木圭一さんのベストセラー「伝え方が9割」でも、相手に響く強いコトバを作る方法の中に、リピート法というものがある。

同じ言葉を繰り返すことで、記憶に残りやすく、感情をのせることができるのだそうだ。

童謡のチューリップ、桃太郎、いーとーまきまき、カエルの歌、犬のおまわりさん、などなどあげだせばキリがないほどこの技法が使われている。

発信者が感情をのせやすいということは、より強い訴えかけになるということ!

じゃあ、子どもとの関わりの中で、繰り返しという技を生かせないものだろうか。


③おーふろ、おーふろ、ちゃーぷちゃぷ!

最近、進んでお風呂に入りたがらない娘。そこでお風呂の前に、パパ作「お風呂の歌」を歌ってみた。すると、楽しそうにノッているではないか。そして、そのままお風呂に入ることになるとは!?

その他にも、指示語を繰り返し歌うだけなのに、成功率が上昇した。まさか歯磨きまですんなりこなすとは!

もちろん、初日だけではデータが少なすぎて参考にはならない。子どもは、いつもと違うことが大好きな生き物だから、その効果もあるだろうし、たまたま娘の機嫌がよかっただけかも知れない。でも、少なくとも大人も子どもも楽しいのは確かだ。「いや」と言われても「いやいやよー」で返すだけで、リスクもない。

繰り返し法。今まであまり意識したことはなかったけど、楽しい毎日をつくるにあたって欠かせないキーワードになりそうな気がする。




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たっちー
小学校教師、パパとしての立場から発信し続けていきます!これからもよろしくお願いします!